今月11月1日はAllerheiligen(万聖節)で、多くの人が墓地を訪れました。
ウィーンで墓地と言えば、真っ先に中央墓地を思い浮かべるでしょう。
ここは有名な音楽家が多く眠っていること、映画第三の男のラストシーンの並木道もあることで完全な観光スポットになっています。
中央墓地んび関しては
中央墓地 2、中央墓地 3、中央墓地 4、 中央墓地第2門、カールボロメウス教会なども掲載しているので興味ある方は参照して下さい。
今日は中央墓地でも別の中央墓地を紹介します。
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こちらはStammersdorfer Zentralfiredhofです。
Zentralfiredhofが中央墓地という訳になるわけですが、観光で知られている中央墓地はWiener Zentralfiredhofという呼び名になっています。
Stammersdorfer Zentralfiredhofはウィーン21区の一角にあり、有名な中央墓地とは全く違う方向です。
広さは192.970m²、23.034人が埋葬されています。
元々この地域の人々はStammersdorf司教区教会に埋葬していたのですが、1833年より新しく作られたStammersdorfer Ortsfriedhofに移されました。
ここは今でも情緒ある墓地の姿をとどめていて、現在でも利用されています。
19世紀の終わり、ウィーンがどんどん人口が増加し発展していく際にFloridsdorfや周辺自治体の努力もあり、Floridsdorf墓地を閉鎖して、新たな中央墓地をその外側に作ろうということになりました。
1903年6月1日に Floridsdorfer Zentralfriedhofとしてオープンしました。
1920年にはStammersdorfer Friedhofと名前が変わり、1925年には現在のStammersdorfer Zentralfriedhofとなったわけです。
ちなみにFloridsdorfはウィーン21区の名称で、東京の葛飾区と姉妹都市関係にあります。
寅さん公園があることで一部の人には知られています。
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写真は全て今月11月2日に撮影したもので、Allerheiligenで捧げられた花輪やロウソクなどがたくさん見られます。
秋の墓地の夕暮れ・・・情緒がありますね。