うちのお気に入りのハイキングコース  水の世界 MYRAFÄLLE (2020年)

もう何回も書いていますが今年のウィーンは6月13日に日中の気温が初めて30℃を越え、6月は合計3日、7月は30℃を越えた日が合計で8日ありました。

7月28日が今年で一番暑く日中35℃を越えた猛暑日となり、その週は8月2日までは毎日30℃を越えた真夏日となりました。

8月3日から気温がぐっと下がり、日中20℃前後と雨の多い、どんよりした天気となりました。

夜は14℃と物凄く涼しく(?)なりました。

 

その暑い時の週末、うちのお気に入りのスポットであるMYRAFÄLLE(ミラフェレ)に出かけてきました。

 


 

MYRAFÄLLEはウィーンの中心部から車で70km弱南へ1時間ぐらい走った所のNiederösterreichの一角Muggendorfにあり、Myrabachという川沿いにある滝を上がって行くハイキングコースです。

 

この地域は歴史的にも妙味深く紀元前2000年頃から人類が住み始めています。

500年に渡ってここの水力が利用され、水車小屋や製材所が多く存在していました。

ここの入口の岩には銘板がはめ込まれていて、皇帝フランツII/I世とその皇后のマリア・テレジアがここを訪れたことが記されています。(あの女帝マリア・テレジアではありません)

 

1885年にÖsterreichischer Touristenklubによって、19の橋と8つの階段が設置されてオープンしています。

     


 

MyrabachはMyraluckeという洞窟が水源で、MyraluckeはNiederösterreichの標高1342mのUnterbergにあり、Gutensteinerアルペンと呼ばれてる地域にあります。

水源から8kmしか離れていない所に貯水池があり、そこから勢いよく水が落ちて行きます。

自然が形成した岩肌に水がぶつかり、豊かな水の音がこだまする14の滝があります。

Myrabachの高低差は520mです。現在橋の数は26個あり、滝全体の長さは600m程で、高低差は70mです。

滝の上にその貯水池があります。

 


 

この画像を見てるだけでも少しは涼しくなりますね。

音が聞こえないのが残念ですが、豊かな水の音が暑さを吹き飛ばします。

この日は8月1日でウィーンは30℃を越える暑い日でしたが、ここは予想通り快適でした。

 

水もとても澄んでいて、至る所に魚が見られます。

靴を脱いで、水の中に入っている人も多くいます。

 

さて、ここはMyrabach沿いの滝を楽しむコースと、60mの絶壁のHaussteinという遠くからでも目立つ岩が突き出した所にある素晴らしい展望台にアクセスするコースと主に2つありますが、実際には2つのコースは繋がっています。

滝を上って貯水池経由でHaussteinを楽しんでも2時間もあれば戻ってきますが、でもここは景色も素晴らしいですからのんびり行くべきです。

右上の写真に見られるような草原にも出会えます。

うちはここでよくおにぎりを食べますが、今回はこの草原ではなくHaussteinで食べました。

Haussteinからの眺めがとても素晴らしく、オーストリアアルプスNiederösterreichの最高峰であるSchneeberg(シュネーベルク)が見られます。

Haussteinの標高は664mです。

 

 

こちらはHaussteinからの眺めです。

 

 

こちらはHaussteinからSchneebergが見られる有名なアングルです。

  

このMyrafälleは自然保護地域に指定されているため入場料がかかりますが、大人は5ユーロです。

朝8:00~日没までと長くオープンしています。

しかも夜はライトアップされますから、また幻想的ですね。

子供達の遊び場やレストランもあり、日帰りで十分楽しめ、オーストリアの自然に触れることができます。

 

ウィーンからは車がないとちょっと行きづらいですが、公共交通機関でも行けます。

ウィーン中央駅から国鉄でPernitzまで1時間42分、そこからバス5分でMYRAFÄLLEにアクセスできます。

ウィーン周辺のハイキングでは物足りない方に是非お勧めのスポットです。

 

 

 

 

 

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