Pfingsten(聖霊降臨祭)2020年

先週5月最後の週は雨が多く降ったり、晴れて青空が広がったりと不安定な天気でした。

早いもので今日から6月ですね。

日が夏至に向かってもう少し長くなり、開放的な空気が漂うウィーンの街です。

 

さて、昨日5月31日はPfingsten(プフィングステン)という祝日でした。

もっとも昨日は日曜日でもありましたが。

 

Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。

日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。

今年の復活祭が4月12日、その後キリスト昇天祭が5月21日、その10日後の昨日が聖霊降臨祭ということになります。

 

弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。

すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。

これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。

紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。

 

ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。

これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。

シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。

復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。

 

昨日の日曜日(Pfingstsonntag)と今日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。

 

 

 

 

 

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