ウィーンによく見られるこの時期の花 305(セイヨウバイカウツギ)

週末の土曜日は久しぶりに雨が多く降ったウィーンです。

昨日も青空もあり、雨も強く降りといった天気で、今日も朝から強い雨が降りましたが、しかし今は止んでいます。

それまでは雨が少なく空気がかなり乾燥していましたから、少しは雨が降ってよかったと思います。

木曜日ぐらいまでは晴れマークと雨マークが出ていて、空気の動きが複雑で天気が不安定みたいですね。

新型コロナウィルスの規制が緩和され、今まで出来なかったことを取り返そうと言わんばかりに多くの人が繰り出していますが、まだまだ油断は禁物です。

 

さて、前回はブラックベリーを紹介しましたが、今日のこの花もウィーンの至る所で見られます。

 

こちらはドイツ語でPfeifenstrauch 

(プファイフェンシュトラウホ)、

学名でPhiladelphus coronarius,

日本ではおそらくバイカウツギとかサツマウツギと呼ばれています。

 

アジサイ科のバイカウツギ属で、落葉性低木です。

原産は南東ヨーロッパやイタリアで、日本でも本州~九州の山地で自生しているということです。

バイカウツギを漢字で書くと「梅花空木」で、花の形が梅に似ているということからだそうです。

 

日本に見られるのはおそらくPhiladelphus satsumi で、こちらで見られるのは"Europäischer Pfeifenstrauch"とか"Gewöhnlicher Pfeifenstrauch"と呼ばれていますので、セイヨウバイカウツギとなるでしょうか。

 


 

開花時期は5月~6月で、高さは1m~3mぐらいになります。

梅の花の雰囲気を感じますが、梅の花と比べれらばかなり大きく、花弁は4枚で、直径3cm~4cmぐらいの白い花を咲かせます。

葉は4cm~8cmぐらいで対称的です。

写真に見られるように多くの花を咲かせますので遠くからでもよく目立ちます。

 

観賞用として庭や公園にたくさん植えられています。

野生のものはまれです。

大量の白い花を咲かせるため、とにかく目立ちます。

何といっても夕方に強い香りを出すのが特徴で、そこからこちらでは「ニセジャスミン」Falscher Jasminとも言われています。

 

写真は2020年5月18日10:30頃、ウィーン21区のAlmgasseで撮影したものです。

今年はこの花もかなり早く咲き始めてますね。

 

 

 

 

 

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