ウィーンによく見られるこの時期の花 304(ブラックベリー)

ウィーンは金曜日の夜までいい天気が続いていましたが、その夜に雨が多く降り、気温が下がりました。

昨日は雨、日曜日からは晴れマークもありますが雨マークという予報になっています。

雨が少なく、空気がかなり乾燥しているので、自然にとっては雨も大事です。

今年のこの時期は例年よりも唇が乾くことを多く感じます。

 

さて、今日は街中では少ないかもしれませんが自然の中や民家の庭などでたくさん見られる花をお届けします。

 

こちらの写真で右側に白く小さい花が多く咲いているのが見えると思いますが、これはドイツ語ではBrombeere(ブロンベーレ)とか

Gewöhnliche Brombeere(ゲヴェーンリヒェ・ブロンベーレ)、

学名ではRubus fruticosus,

日本語ではブラックベリー・・・セイヨウヤブイチゴです。

バラ科、キイチゴ属、低木、落葉性ツル植物です。キイチゴ属はバラ科の植物であるため、ブラックベリーにもトゲを持つ品種とトゲを持たない品種があり、低木のまま生長して実をつけるタイプと、つる状に伸びて生長するタイプがあります。

 

"Rubus"はキイチゴ属の総称で、数十種類~数百種類と複雑で、研究者によっても分かれています。

おおかまにはこのブラックベリーとラズベリーの2つが栽培系統です。

 


 

原産はヨーロッパ北半球、北アメリカ、西アジアで、開花時期は5月後半~7月です。

花の色はこちらでは白が多く見られますが、薄いピンクもあり、5枚の花弁で直径が2㎝ぐらいでしょうか。

全体の高さは2mぐらいまでになります。

パッと見はイチゴの花に似ているのですが、形が違い、ブラックベリーの方が背丈があります。

葉は長めで5㎝~10㎝ぐらい、縁がギザギザしています。

実がなるのは7月頃からで、そのまま食べてももちろん美味しいですし、ジャムやトルテ、ヨーグルト、アルコールなど幅広く使われます。

日本で果物としてはそこまで多く出回ってはいないかもしれません。

こちらでは人気があって鉢植えや地植えで栽培している人が多くいます。

うちの庭にもとげなしのブラックベリーがあり、毎年たくさんの実がなります。

 

写真は2020年5月21日15:45頃、ウィーン23区のMaurerwaldで撮影したものです。

 

 

 

 

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