ウィーンによく見られるこの時期の花 301(ニセアカシア)

ウィーンは拡大防止規制が徐々に緩和され、人出も多くなってきました。

日中の気温が25℃前後、半袖でちょうどいい青空が広がるいい天気が続いています。

通常の生活は徐々に戻りつつあるとはいえ、大きなイベントなどはまだまだです。

本来この週末に開かれるはずであったGenuss Festivalも今年は中止となり非常に残念です。

 

さて、今日はこの時期のよく見られる花をお届けします。

 

ちょっと距離があるので、写真を見る限り、白い花がたくさん咲いているのが見にくいかもしれません。

 

これはドイツ語でGewöhnliche Robinie

(ゲヴェーンリヒェ・ロビーニエ)、

学名でRobinia pseudoacacia

日本語ではニセアカシアです。

ハリエンジュとも呼ばれているでしょうか。

 

マメ科のハリエンジュ属で、落葉高木です。

原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に渡来しました。

 

ニセアカシアはヨーロッパを始め、色々な所に移植されてオーストリアでも様々な所で見ることができ、街路樹として植えられていたり、山地で野生化しているものもたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

高さは25mぐらいになり、開花時期は5月~6月です。

白い花がとにかくたくさんぶら下がっていて、フジのように見えます。

最もフジは紫ですが、前々回に話題にしたキバナフジは黄色ですが、共にこのニセアカシアと同じマメ科ですね。

ウィーンの街中の公園に必ずと言っていい程植えられていますし、街路樹としても多くの場所で見られます。

 

 

 

 

 

 

花全体の大きさは15cm~20cmぐらいでしょうか。

ひとつの花は2cmぐらいでいい香りを放ちます。

葉は3cmぐらいの大きさで、楕円形をしていて、鳥の羽のように左右にいくつも並んでいるので、花が咲いてなくてもそれとわかります。

花が咲いた後に、5つぶほどの豆が入った5cm~15cmぐらいの長さの鞘(さや)がぶらさがります。

 

写真は2020年5月6日12:30頃、ドナウ運河沿いで撮影しました。

 

 

 

 

 

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