大晦日に見たベルヴェデーレ宮殿の美しい眺め

2018年最後の仕事は大晦日で、空港から皆様をお迎えして、そのまま観光するという内容でした。

この時空港から直接ベルヴェデーレ宮殿に行きましたが、あり得ない大混雑でした。オーストリアギャラリーに入場するだけで1時間以上もかかり、この大混雑は私が国家公認ガイドとして20数年仕事をしてきて初めてです。

個人的にこの大混雑は私の仕事の中ではずっと記憶に残るでしょう。

 

ベルヴェデーレ宮殿は歴史に名高い1683年オスマントルコのウィーン包囲の際、プリンツ・オイゲンが大活躍をし、ウィーンを危機から救い、地位と名声を手に入れ建築させました。

シェーンブルン宮殿の建築家フィッシャー・フォン・エアラッハに対し、もう一人のバロック巨匠建築家ルーカス・フォン・ヒルデブラントにより手がけられ、シェーンブルン宮殿より約25年遅い、1723年に完成しています。

バロック建築ということをテーマにすれば、シェーンブルン宮殿よりも豊かなバロック建築で、こちらの方が美しいです。

 

この宮殿から見えるウィーンの中心に向かっての眺めがとても印象的です。

宮殿に入らなくてもこの場所はちょっと高くなっているので美しい眺めを楽しむことはもちろんできますが、宮殿の上階からこの眺めを見た方がずっと印象的です。

現在ベルヴェデーレ宮殿はオーストリアギャラリーという美術館になっていて、クリムトが見られることで多くの方が訪れます。

2012年がクリムト生誕150周年記念だったので、その特別展示以降、ここは入場観光することが圧倒的に多くなりました。

 

それ以前では写真ストップが一般的でしたね。

 

では大晦日に宮殿上階から見た美しい眺めです。

この時には写真には見えませんが宮殿外に物凄い行列が出来ています。

これを見たら、ここに入場するためのあり得ない大混雑もちょと忘れることができました。

 

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