大学生の皆さんとウィーンの幼稚園訪問

ウィーンは世界で一番住みやすい街に今年も9年連続トップとなりました。

社会福祉、環境、文化、教育など色々な分野から見て、総合点で最も高得点を取った街がウィーンということです。

これは長く生活している私はうなずけます。

教育面でもこちらは伸び伸びしていて、意味のない校則はあまり無いような気がします。

自分の子供が幼稚園に通っている時もそうでしたが、こちらは幼稚園からして伸び伸びしていて、無理に子供達を統率せず、子供達の個性をしっかり見て、社会の決まり、常識などを教えていると思います。

幼稚園と言えば、私は仕事でウィーンの幼稚園を毎年数回は訪れています。

 

毎年9月の終わり〜10月中旬に聖徳大学の皆さんが大学研修旅行でウィーンに来られます。
私は御縁があってもう15年ぐらい御案内させて頂いてます。
その際に観光以外にウィーンのいくつかの幼稚園を数グループに分かれて訪問します。
こちらは毎年必ず訪れるWiener Kinderstubeというウィーン5区の一角にある私立の幼稚園です。
ここは決して大きな幼稚園ではありませんが、地元では大変に評判がよろしく、何年も前から申し込みが殺到します。
何と言っても先生方がとても明るく、しっかりとしたコンセプトで教育されていて、安心して親御さんもお子さんを預けられ、園内の空気がとてもいいです。
自分がここに通っていて、後に自分の子供もここに通わせる方も多いです。
ここは3歳~6歳のクラスが2つ、1歳(0歳)~3歳のクラスがひとつあり、写真はMaria先生のクラスです。
大学生の皆さんも心から歓迎されて、一緒に楽しんでいます。
奥でギターを弾いているのがMaria先生です。
こちらでは幼稚園の先生が習得する楽器は鍵盤ではなく、ギターとリコーダーです。
 
こちらはVanessa先生のクラスで、この時は学生さんが子供達がしていることを見学しています。
左側で座ってギターを弾いているのがVanessa先生です。
私にとってもこの幼稚園を訪問するのがもう毎年この時期の伝統となっています。
何年も続けて来ているので、先生方とも懇意になりました。
園長先生のStefanie先生は小さなクラスに付きっ切りでこの時は忙しくてちょっとの会話しかできませんでした。
ここでは園長先生が自ら料理をして、子供達におやつや昼食を毎日提供しています。
幼稚園訪問は2時間ぐらいで、最初にそれぞれのクラスに入って子供達と溶け込んで色々なことを楽しみます。
その後は先生を囲んで質問の時間です。
最初にこの幼稚園のことに関して案内して頂き、その後学生さんから多くの質問が出ます。

 


ウィーンには公立の幼稚園が350あり、私立の幼稚園も公立ほどではありませんが多く存在しています。
しかし、去年2017年は私立の幼稚園が全部で78も閉鎖されましたので、私立幼稚園の数は減ってきています。
こちらでは、公立だからいい悪い、私立だからいい悪いではなく、そのクラスに来る子供達の家庭の環境や、先生がいかに子供達とうまく接するか、(先生の質ですね)が重要視されています。
余談ですが佐渡裕さんとの嬉しいハプニングもこの大学の皆さんと一緒の時でした。

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