ウィーンによく見られるこの時期の花 208(ヤブイチゲとキバナイチゲ)

復活祭が過ぎ、4月も中旬に入りました。

日中の気温が25℃ぐらいの日もあり、春というよりも初夏の陽気です。

突然春らしくなったかと思えば、夏のように気温が上がり始める・・・ちょっと極端なような気がしますが、ウィーンではよくあることです。

街中の花や木々を見れば新緑、花が咲き始めることで春を感じますが、日差しが強くなり、気温が高くなれば初夏や夏を感じます。

 

さて、今日もこちらでは人気のあるポピュラーな花を2つ話題にしましょう。

 

こちらはドイツ語ではBuschwindrößchen

(ブッシュヴィントレースヒェン)、学名ではAnemone nemorosa,

日本語ではヤブイチゲとか学名通りのアネモネ・ネモロサと呼ばれています。

キンポウゲ科のイチリン草属で多年草です。

ドイツ語の Windrößchenは"風の小さい(可愛らしい)バラ"という直訳ですが、和名ではヤブイチゲというあまり可愛らしくない名前がついています。

青空が広がるいい天気の時に撮影したので、ちょっと逆光ぎみで白い花が光って見えます。

 

開花時期は2月~4月、花の色は白、高さは5cm~20cmぐらいまで、花弁は6~8枚です。

葉は手の平の形のように広がり、ギザギザの特徴的な形をしています。

原産はヨーロッパ、アジア北東部です。

 

学名の"アネモネ"と言うと春に咲く球根や秋植えが知られているようですが、それとは別種です。

アネモネは150種類があり、例えばそのひとつにハナアネモネがあります。

 

 

草地や林や森の中に多く生育、自生していて密集して咲いていることが多いです。

 

写真は2枚共、2018年4月3日15:30頃Hagenbachklammで撮影しました。

 


こちらはドイツ語で

Gelbes Windröschen

(ゲルべス・

ヴィントレースヒェン)、

学名で

Anemone ranunculoides

日本語ではキバナイチゲです。

 

キンポウゲ科のイチリンソウ属

で多年草です。

gelbはドイツ語では黄色という意味です。

原産はヨーロッパです。

最初に紹介したヤブイチゲの黄色バージョンです。

 

開花時期は3月~5月、花の色は濃い黄色、高さは10cm~20cmです。

花が咲いた後に葉が登場します。

葉の先がのこぎりのようにギザギザになっていて、葉は花の下の周りにスカートを広げたように円形になっています。

 

こちらも2018年4月3日16:00頃 Hagenbachklammで撮影しました。

 

 


以下はおまけです。

ヤブイチゲとユキワリソウのコラボレーションです。

2018年4月3日16:50頃 Hagenbachklammで撮影しました。

 

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