ここのプンシュは結構おいしい

今年も多くのクリスマス市の雰囲気をお届けしていますが、クリスマス市と言えばたいていプンシュスタンドが一番混み合っています。

クリスマス市に行って欲しい物が見つかるか・・・と言うとどうでしょうか?

意外と買う物ってないような気がします。

クリスマス市はクリスマスの空気を楽しむ人が多いと思いますので、花より団子的にプンシュスタンドやフード系がやっぱり混み合います。

友達や仲間とプンシュを飲みながらおしゃべりをする・・・おしゃべりするならカフェだっていいわけですが、クリスマスの空気を楽しみながら・・・これがいいんですね。

もう何回も書いていますが、それぞれのクリスマス市にはそれぞれの空気があります。

プンシュを飲みながらちょっと落ち着いてウィーンのクリスマスの空気を味わうちょっと贅沢とさえ言えるひと時です。

今年最初のプンシュを紹介しましたが、私個人的にはどこのクリスマス市よりも、この屋台で提供されているプンシュが(自家製プンシュは除いて)かなりおいしいと思います。

 

その場所とは右の写真に見られる屋台で、ウィーン旧市街一角のSchottentorにあります。

このすぐ近くにはFreyungのクリスマス市が出ています。

この屋台はどこかのクリスマス市に立っているわけではなく、この場所に屋台だけが出されています。

この屋台は毎年Adventのこの時期にチャリティーを目的としてプンシュやちょっとしたつまみを提供しています。

私個人的にはここのオレンジプンシュは結構美味しいと思います。

 


 

この屋台にはオレンジプンシュしか提供されていません。

私はここに来るとオレンジプンシュとGrammelschmalz(グランメルシュマルツ)を注文します。

Schmalzとは動物性脂肪を溶かして精製した食用油です。

豚肉のラードを熱して溶かすと透明性がある油になりますが、その透明性がある油が冷めるとくすんだ白い色をした塊になります。

Grammelはラードを熱する時に、それが焦げないように注意しながらきつね色になるぐらいまでゆっくり熱し、透明な油ではない残った部分で、ちょっとカリカリしています。

オーストリアでは豚の背中の部分(Rückenspeck) からGrammelschmalzが作られます。

これをパンに載せて、塩をかけて食べるとおいしいんですね。

プンシュの味によく合います。

実はここのGrammelschmalzは公には提供されていませんので、こちらから言って作ってもらいます。

その際には気持ちを渡します。

ここのプンシュは3.50ユーロなので、Grammelschmalzと合わせて私はいつも5ユーロ置きます。

 

ウィーンのどのクリスマス市で飲むプンシュよりもナチュラルな味がして、くせがありません。

個人的にはクリスマスのこのシーズンはここによく足を運んでいます。

昨日も全日の仕事の後にちょっとここに寄りました。

 

 

 

 

 

 

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