ドナウ河が氾濫した時の水位を示す物差し

全長2.800km以上もあるドナウ河はヨーロッパでは2番目に長い川で、ドイツを水源にしてオーストリアを通り、計10ヵ国を経由して黒海まで注いでいます。その長いドナウ河の最も美しいところが幸いにしてオーストリアにあるヴァッハウ渓谷で世界遺産にも登録されていてシーズン中は船下りの名所となっています。

ウィーンの街にもそのドナウ河が流れているわけですが、ウィーンは歴史的にドナウ河の氾濫に多く悩まされてきました。雨が降ったり、雪解け水が入り込むとすぐに水が溢れてきたのです。そこで河川工事が何回も行われては流されて・・・そんな繰り返しでした。ウィーンのドナウ河は長年からの河川工事のおかげで、現在見られる姿になっていて、大きく分けて4つあり、本流、新ドナウ、旧ドナウ、運河です。

 

さて、そのドナウ河が氾濫した時にどのくらい水位が上がったかを示すいわゆる物差しが置かれている所がいくつかあり、今日はそれを話題にしてみましょう。

 

右の写真を御覧下さい。石の壁の所に地面から壁の上まで物差しが見られますね。これは何年にドナウ河の氾濫があって、どこまで水位があったかを示しています。

この物差しの一番下にある赤い字はローマ数字"VIII"が記されていて、ドナウ河から8mの高さを示しています。

実はこの場所はドナウ河からちょっと高い所に位置しています。

ずっと上の10mと11mの間には左右に赤い数字が縦に書かれています。左側が2002、右側が2013です。

つまり2002年と2013年にはここまで水位が上がったことを示しています。

この場所はヴァッハウ渓谷の有名な街デュルンシュタインの船着き場からすぐの所にあるドナウ河に沿ったプロムナードで見ることができます。

ここを歩くとわかりますがドナウ河はプロムナードよりもかなり下を流れているわけですが、そこから10m以上も水位が上がったわけですから相当な量ということになります。

2013年の時はNHKのニュースでもこの地域の水害が報道されていて、その模様をウィーンの自宅で見たことを今でも覚えています。

NHKで登場したのはこのデュルンシュタインではなく、メルク修道院とは反対側にあるEmmesdorf an der Donauという街でした。

この時の映像では街中をボートで移動している人が映し出されていました。

 


 

こちらの写真もデュルンシュタインですが、上の写真とは別の場所です。

ここにもたくさんの赤いラインが引かれています。

一番下から1923、1920、1954、1897、1899、2013、1862と書かれていてそれぞれの年の水位を示しています。

一番上の赤い線の左側に小さな黒のプレートが見られますが、ここには2002年8月14日と書かれています。

上の写真でもそうでしたが2002年が一番高かったようです。

右上の写真を御覧下さい。こちらはドナウ河が見えるように物差しを別の角度から写しています。

大きな木の後ろ側にはドナウ河が流れているのがはっきり見えます。

相当高い所まで水位が上がったことがわかります。

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