路面電車の貸し切り 8

ウィーンの街は多くの路面電車が走っていて、市民の重要な"足"として大活躍しています。

ウィーンを観光していると路面電車にちょっと乗ってみたいな・・・思われる方が多いです。

路面電車はリンク道路の内側は全く走っていないので、リンク道路沿いから外側になるわけですね。

中心から離れた所に目的をもっている方は路面電車に乗る機会は結構あると思いますが、中心界隈で路面電車に乗ろうと思うとリンク道路を走る路線が一番手っ取り早いです。

2008年の秋からはリンク道路を一周する路面電車は廃止され、現在はリンクを一周するためには初乗り券だと2枚必要ですし、乗り換えも必要となります。

それ以外ですとリンクトラムが観光用としてウィーン市交通局から提供されていていますが、これは通常の公共交通機関とは組み合わせができない、専用のチケットとなり9ユーロもかかり、Schwedenplatzからしか乗ることができません。

しかし、リンクを手軽に1周してみようという方にはそれなりにお勧めでしょうか。

 

この路面電車に観光中に"体験乗車"と称して乗る団体ツアーも多くあり、私は年間を通して仕事でも皆様と頻繁に路面電車に乗っています。

体験乗車の場合は数区間だけしか時間的に乗れませんが、ツアーによっては路面電車を貸し切ることもよくあります。

 


 

今回は今年3月の終わりに全日観光をした際に路面電車を貸し切った時の模様です。

この時は団体ツアーではありましたが、添乗員さんと6名のお客様でした。

いつものようにKarlsplatzのオットーヴァーグナーパヴィリオンの前から乗車です。

ここはちょっと広いスペースになっていて、通常の路面電車の停留場となってはいますが、複数線あるのでチャーター路面電車も待機することができます。

この時にはローフロアータイプではなく、その前の世代の路面電車が私達を待っていました。

天気はよく青空が広がっていた朝一番の観光です。

今年は1月が非常に寒かったので、3月の終わりでも木々が見るとまだ冬っぽいですね。

 

右の写真はちょうど楽友協会ホールの横を走っています。

ここからSchwarzenbergplatz経由でリンク道路に入り、まるまる1周します。

 


 

私を含めて8名だけしか乗車していないので、車内はがらがらです。

今回の運転手さんも親切な方で、走行中でも何回も話をしてくれました。

右の写真では国会議事堂が路面電車のガラスから見えていますね。

ウィーンの路面電車第1号はリンク道路が開通した1865年にもう走っていますので、一昨年2015年は路面電車にとっても150周年記念の年だったわけです。

歴史ある路面電車をチャーターできるのは団体ツアーならではですね。

 

 

 

 

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