※現在(2024年)リンクトラムは運休しています
ウィーンのリンク道路は路面電車の1番、2番がそれぞれ約30分で一周していたのは有名で、以前ウィーンに来られた方は一回券だけで一周したという方も多いと思います。
国立オペラ座から乗って、またオペラ座に戻って来るということで非常に分かり易かったのですが、7年前の2008年10月26日からリンク道路を走る路面電車が大きく変更され、
1番、2番はリンク道路も走りますが、一周せず、全く別の走り方をするようになりました。
現在では一周するためには乗り換えが必要で、初乗り券が2枚必要となっています。
ウィーン市交通局はその1番、2番の代わりにRing Tram (リンクトラム)という一周専用の観光用路面電車を2009年4月4日から走らせています。
リンクトラムは2008年まで走っていた1番と全く同じルートで、
車の流れと同じ向きの時計回りでリンクを一周します。
厳密に言うと、ドナウ運河沿いは
リンク道路には入りませんが、
リンクトラムや車はここを経由して一周することになるわけです。
ちなみに以前は1番が時計回りで
2番がその反対回りでした。
現在リンク道路には、
1、2、D、71の4路線が走っています。
リンクトラムは始発10:00で、
30分間隔で、終電が17:30の一日16本走っています。
乗車場所はSchwedenplatzで、
一周してまたここに戻ります。
乗車券はリンクトラム車内、
ウィーン市交通局窓口やウィーン市交通局のインターネット上からでも購入できます。
一周8ユーロ(この記事の日付の時点で)となっています。
車内では8か国語のオーディオ案内が提供されています。
私ガイドから一言・・・
1番、2番が一周しなくなってからというもの、このリンクトラムが唯一リンク道路を乗換なしで一周できる路面電車です。
ウィーンの通常の公共交通機関の24時間券が7.60ユーロですから、一周8ユーロというのはちょっと高い気がします。
しかも通常の公共交通機関との組み合わせができません。
ツアーの場合は観光中にたいていバスでリンク道路の美しい所を走って説明をします。
そのため今までの経験上、このリンクトラムに特別乗りたいという方はほとんどいません。
しかし、個人旅行で時間がない方にとっては、簡単な説明が聞けることもあり効率はいいのではないかと思います。
リンク道路はウィーンでは大変に重要な観光ポイントでもあるからです。
以下参考までにウィーン市交通局よりリンクトラムのインフォです。