ウィーンによく見られるこの時期の花 132 (ラムソン)

今年の冬はやはり暖かったと思います。

数えるぐらいにしか朝方マイナスになりませんでした。

2月の後半には日中20℃を超えた日もあったぐらいです。

今年の復活祭が3月27日とかなり早いので、自然がまるで復活祭に合わせるかのように春の訪れを早くしているような気がします。

 

去年は4月の半ばに紹介したラムソンが今年は非常に早く登場しました。

やはり暖かい陽気のせいでしょうか。

 

ドイツ語ではBärlauch (ベアラウホ)、

学名ではAllium ursinum、日本語ではラムソンです。

ヒガンバナ科のネギ属です。

 

通常はこの写真のように密集して

 

大量に生育していて、周辺にはすぐそれとわかるニンニクのような強い香りを放ちます。

自然の中を歩いているとそばにいなくても匂いで周辺にあることがすぐわかります。

 

一見ギョウジャニンニクに似ていますが別物です。

 

 

高さ20~50cm、開花時期は4~6月で、1~2cmぐらいの白い花を垂直に咲かせます。

葉はスズランに似ていて、濃い緑で、薄くまっすぐです。

葉をちぎってみるとニンニクの香りがすぐに漂います。

 

ラムソンは中石器時代からすでに葉の重要性を知って、人類が使っていたことがわかっていています。

 

この時期にはBärlauchcremesuppe(ラムソンのクリームスープ)がよく登場します。

 

ラムソンは花を咲かせてしまったら葉を食べるのにはもう遅いので、かなり早い時期から

葉を摘んでる地元の人を多く見かけます。

ウィーンの森、川沿い、緑豊かな水郷、茂み、落葉樹林地帯などに多く見られます。

 

写真は2枚共この前ここで話題にしたウィーンの西の森のソフィーエンアルペのもので、葉がちょうど出たばかりの新鮮さを感じます。

2016年3月5日 15:30頃撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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