ウィーンによく見られるこの時期の花 126 (キバナセツブンソウ)

今年の冬は寒い日もあれば暖かい日も多く、気温の差がかなりあります。

でも振り返ってみれば最近の冬は毎年ことような感じです。

 

ウィーンの街は冬でも有り難いことに多くの皆様が来られます。

四季を知っている私から言わせて頂ければ冬のウィーンだってもちろん素敵ですが、緑が溢れたウィーンの方がウィーンらしいかなと思います。

 

冬でもなるべく外に出ようと考える方は地元では多く、寒くても天気が良ければたくさんの人が散歩をしています。

うちもよく色々な所に散歩に出かけますが、先日はベートーヴェンの散歩道に行きました。

個人的にここは仕事でしょっちゅう来ますが、皆さんと時間を気にせずにのんびり歩くことは残念ながらありません。

そこで咲いていた花が今年最初のこのコーナーの花として話題にしたいと思います。

 

この小さな小川はベートーヴェンの散歩道の横を流れているSchreiberbach

(シュライバーバッハ)です。

そうです、この小川が田園交響曲に登場する小川です。

長さ約4.2kmで、

Höhenstraßeの下の方に水源があります。

この右側のちょっとした斜面に黄色い花がたくさん咲いていますね。

 

 

ドイツ語ではWinterling(ヴィンターリング)、学名でEranthis hyemalis、日本語ではおそらくキバナセツブンソウです。

 

キンポウゲ科セツブンソウ属です。

 

このアングルは2015年3月26日付で書いた"ベートーヴェン交響曲第6番「田園」の小川"

の2枚目の写真とほぼ同じですが、今日のこの写真はもちろん去年のではなく数日前に撮影したものです。

ちなみに去年の写真には同じようにキバナセツブンソウが咲いています。

 

 

 

多年草で、高さ5cm~15cmぐらい、開花時期は2月~3月です。

まだ花は完全に開いてないですね。

たいていの場合花が出た後に、5~7つの部分に分かれた、花を円形に囲むような形で

葉が出て来ます。

 

花は濃い黄色でつやがあり、2cm~4cmぐらいの幅で、花が開く前はコップのような形をしています。

 

形は違いますが同じキンポウゲ科のヒメリュウキンカのようなつやのある花です。

原産は南東ヨーロッパで、茂みや森などに多く見られます。

キバナセツブンソウは16世紀後半にはすでに薬草の本に登場しています。

この冬の時期に最初に咲く花のひとつです

 

2016年1月31日14:25に撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

 

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