新しい法律とそれを悪用した詐欺行為

オーストリアでは2016年1月1日から新しい法律が施行されました。

これに伴ってのちょっとした詐欺行為があるということなので本当は別の話題を掲載するつもりでしたがそのことについて今日は少し触れておきます。

 

オーストリアでは2016年1月1日から,商店(レストランを含む)は原則として買い物客に対して商品とともにレシートを手渡し,買い物客はそのレシートを受け取ったら店を出るまで所持することが法律により義務づけられました。

                 (法律名称:Bundesabgabenordnung)

 

 

この法律を悪用した詐欺行為の報告がウィーンの日本大使館からありました。

 

税務警察官を装った犯人が店の前で待っていて、買い物を終えた客に対して偽造した税務当局の身分証明書を提示したり,レシートの提示を要求し,レシートを提示できないと罰金と称してお金を騙し取るという詐欺事件が発生したそうです。

 

オーストリアの連邦産業院(WKO)は今回導入された法律では,店を出た際に万が一レシートを所持していなくても,以下の理由から消費者は罰金を課されることはないと案内しています。


(1)買い物客は店を出てからもレシートを所持している義務はない。
(2)買い物客に適用されている義務に対して罰則はない。

 

つまり店を出た後レシートを提示する必要はないということになります。

 


 

日本人が被害にあったケースは現時点でまだありません。

1月も後半になりましたが、私に関しては様々なお客様をすでにアテンドしていますが、

そのような報告は一切聞いていません。

 

しかし、個人で旅行される方を始め、団体旅行でもフリータイムがあるツアーも多いですから街中で買い物をしようとする方はこのような法律があり、そして詐欺事件があったということは頭に入れておいて下さい。

 

ウィーンはヨーロッパでも最も治安がいい街のひとつですが、旅の思い出に傷がつかないように楽しんで頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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