ある場所にある風力発電

オーストリアでの発電で一番比率がおおいのは水力発電で全体の約60%を占めます。

ドナウ河やアルプスの中を流れる川にはたくさんの水力発電所が作られています。

ドナウ河だけでも11箇所の発電所があります。

また小さなものを含めると国内には3500箇所以上の発電所があります。

 

圧倒的に水力発電が多いわけですが、ここ20年ぐらいから風力発電も色々な所に見られるようになりました。

 

皆さんもウィーンだけでなく、周辺諸国からオーストリアに移動したり、逆にオーストリアから周辺諸国に移動する時にバスや鉄道の車窓からたくさんの風車が回っている光景を

目にすることと思います。

 

私がよく子供と自転車で走るルートにEuro Velo (ユーロヴェロ)がありますが、そのサイクリングロードからいつも4つの風車を目にしています。

この風車がどのぐらいの性能があるかということについてここにまとめてます。

 

 


 

上の写真は4つの風力発電の風車が見えます。

右の写真はその4つの風車をもう少し近くから撮影したものです。

 

一番左の風車から1,2,3,4と番号をつけ,それぞれの会社名と風車の名称です。

 

1. Steppenwind社  VESTAS V 47

2,3.  WEB Windenergie 社  VESTAS V 47

4.  WEB Windenergie 社  VESTAS V 44

 

これらがどのくらいの活躍をしているかというと・・・

 


VESTAS V 44 VESTAS V 47
定格出力

600kW (風速14m/秒)

 660kW (風速14m/秒)
高さ 63m 65m
回転する翼の直径 44m 47m
重量 91トン 92.6トン
年間電力生産量 960.000 kWh 3.765.000 kWh (3つ合わせて)
世帯発電数 320世帯 1.255世帯
CO2 節約量 年間770 トン 年間3.010 トン
設置された年 1996年11月 2000年12月
費用

ATS 8.500.000

(€ 618.000.-)

ATS 27.000.000 (3台)

(€ 1.962.000.-)

 

 

たった4台の風車ですが、1.500世帯以上にこれだけの電力を供給することができ、

環境にもやさしいことがわかります。

遠くで見てると感じませんが、かなり大きい風車であることがわかります。

これはオーストリア政府(日本で言えば環境省)からの環境促進法に基づき、行われた

プロジェクトの一環で設置されたものです。

 

最後にこの風力発電風車の構造を御覧下さい。



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