美しい階段ホール 1

ウィーンはかつての帝国の都ですから、様々な様式で建てられた華やかな建造物がたくさんあります。

外から見てるだけでも十分楽しませてくれますが、ちょっと正面入り口から中に入ると、

宮殿などの大きな建物では静かな雰囲気の美しい中庭や、通常の住居であれば人々の生活を感じる郵便受けやベビーカーなどが置かれているエントランス空間など、外から見るのとは

全く違う空間が広がっています。

たいていエントランス空間には階段があり、またエレベーターがあることが多いです。

その人が通る階段風景だけでもヨーロッパを感じる歴史的なスタイルで絵になることが多いです。


その一例を見てみましょう。


こちらは細長い長方形的空間に螺旋構造で互い違いに階段が上の方へ伸びています。

上に行くにはぐるぐる回って行くわけで、

それぞれの階から対象的に向こう側の階を見渡せる美しい構造になっています。

装飾も素敵で、トスカーナ様式の柱も

1箇所に2本使用されています。

2本の柱と、次の2本の柱で、ひとつの

窓のような空間が形成されていて、

それが上方階に向かってたくさん見える

わけです。

 

この空間はとても有名な建物の中にある

隠れた空間で、ウィーンに相当詳しい方でもどこだかわからないと思います。

 

 

 

 

こちらの階段ホール空間は写真だけ見ると

複雑な構造で、一見どうなっているのか

わかりません。

この構造は真ん中にひとつ階段が作られていて、そこから左右どちらにも行ける構造です。つまり上って来た階段の左側と右側にそれぞれそこから上へ行く階段が作られています。

このスタイルは大きな宮殿などで頻繁に見ることができます。

 

この空間はバロック様式であることが天井や階段横の装飾からわかります。

この空間には"皇帝階段"という名称が付けられています。

この美しい空間はヴァッハウ渓谷メルク修道院です。

 

 

 

 

 

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