ウィーンの3大街路樹のひとつと言われるボダイジュはウィーンの街中に本当に多く、
咲く花が限られてきたこの時期にたくさん咲いていてそこらじゅうに見られます。
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ドイツ語では、Linde (リンデ), 学名ではTilia です。
シナノキ科のシナノキ属で、落葉高木です。
ボダイジュは45種類ぐらいあるそうですが、
Sommer Linde(ナツボダイジュ),
Winter Linde(フユボダイジュ),
Silber Linde (銀ボダイジュ)などがよく見られます。
ナツボダイジュはセイヨウボダイジュとも言われ学名でTilia platyphyllos、
フユボダイジュはTilia cordataです。
ボダイジュは中国が原産ですが、
ナツボダイジュはヨーロッパ中央、
南部が原産です。
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開花時期は6月で、高さは15m~40mぐらいで花の色は黄色っぽい白で香りがいいです。
葉はハート型をしていて7cm~12cmぐらいでしょうか。
薄い緑の細長い葉が出て、そこから実のようなつぼみが出て、それが開いて黄色っぽい細かい花がたくさん咲きます。
細長い葉と書きましたが、実際には細長い葉から実までの部分がボダイジュの「花」となっています。
ナツボダイジュとフユボダイジュの違いのひとつは、花を咲かせる実の数が違っていて、
夏ボダイジュは、一枚から2~6個、冬ボダイジュは4~12個あります。
この写真はベルヴェデーレ宮殿のナツボダイジュで、2015年6月5日12:30頃に撮影したものです。
1枚目の写真の後ろにはベルヴェデーレの上宮が見えます。