エリザベート皇后の宮廷車両

ウィーンの街にはエリザベート皇后に関する色々な物が見られます。

やっぱりそれだけ話題性もあり、悲惨な死を遂げてからは彼女の生前中よりも、もっと

伝説化していくことになります。

 

エリザベート皇后のシシィ博物館では様々な物が展示されていますが、おしまいの方に

エリザベート皇后が旅で使用した宮廷車両のちょとしたコピーが展示されています。

 

今回はそのオリジナルについてです。

 


1873年にオーストリア鉄道組合はエリザベート皇后のプライベート使用のために2つの

サロン空間から成り立つ車両を製造しました。

 

左の写真がそのオリジナル車両で、右側の写真は車両の内部です。

車両の長さは9.57m、重さ18トンで、"Hz 0011" という名前がついています。

 

車両自体は目立たぬように、内装はちょっと上品に、しかしエレガントになり過ぎないようにというエリザベート皇后自らの希望でデザインされました。

 

 

ベット、トイレや洗面所も完備し、練炭による暖房も設置されていました。

1895年より蒸気暖房に変わり、電化もされました。

長旅の時には別に寝台車両も接続されました。

 

エリザベートが悲惨な死を遂げた後、1905年にこの車両はオーストリア鉄道の歴史博物館の所有となり、その後は技術博物館引き継がれました。

 

この車両はここでも以前話題にした技術博物館に展示されています。

 

 

 

 

 

 

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