日常生活ではあまり意識しないのですが、オーストリアは確実に物価が上がっています。
ある時ふと振り返ると、これが数十セントも値上がりしているということがよくあります。
ユーロが導入されたのが2002年ですが、もうすぐ17年経つ今でも、それまでのオーストリアシリング通貨で考える地元の人が非常に多いです。
この品物に~シリングなんて絶対にあり得ない・・・なんてことをよく聞きます。
今年の8月の統計を見ると、インフレ上昇率2.2%です。
以下の表を御覧下さい。
ウィーンはヨーロッパの街の中で、街の広さに対して緑の比率が最も高い街です。
中心のリンク道路沿いにも6つも公園、庭園があり、街中にも多くの公園やちょっとした街路樹、その多くの緑をもっと外側から囲んでいるのが有名なウィーンの森です。
時間があればウィーンの森にも訪れたいです。
ウィーンの街中から観光の皆様でも手軽に行けるウィーンの森の雰囲気を味わえるのはカーレンベルクでしょうか。
ここであれば公共交通機関を使って簡単にアクセスできます。
1日使えればベートーヴェンの遺書の家やベートーヴェンの散歩道近くまで公共交通機関で行、そこからカーレンベルクまで上り、下り共に歩くことをお勧めしますが、多くの方はそこまで時間の余裕がないと思いますので、上りをハイキングすることをお勧めします。
上りの方が頂上に着いた時の感動が大きく、達成感があると思います。
ウィーンは荘厳な建造物が多く建ち並ぶ優雅で上品な街で、かつての帝国の都を今でも偲ばせます。
街中を歩くだけで楽しいですね。
歩く時は建物の外側しか見えませんが、どの建物にも必ずと言っていい程中庭空間が存在します。
そんな中庭に一歩足を踏み入れると、外とは違った世界を感じることができます。
前回の知られざる美しい中庭風景61では、ウィーン旧市街にあるPalais Hardeggを取り上げましたが、今回はちょっと郊外とリンク道路沿いです。
早いもので11月ももうすぐ終わりです。
ウィーンの街は例年通りクリスマス市も多くオープンし、イルミネーションが毎日灯され、クリスマスが近づいていることを感じます。
今日はこのコーナーで今年最初のクリスマス市をお届けします。
ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。
絵画、建築、音楽などはキリスト教と密接な関係があり、現在の私達の生活や習慣にも大きな影響を与えています。
キリスト教のことが少しでも見えてくると、ウィーンの街はもっと楽しくなります。
そのキリストが誕生したことを祝うのがクリスマスであり、年間を通して生活の中ではクリスマスが一番重要です。(宗教的には復活祭が一番重要ですが)
クリスマス時期のウィーンの街はまた素敵です。
昨日はキリスト教の成立についてちょっと書きましたが、今日はそのクリスマスという習慣はどのように始まったかについて少しまとめます。
クリスマスが日に日に近づいています。
ウィーンの街を歩けばそこらじゅうにクリスマスの空気を感じます。
クリスマスグッズ、クリスマス市、イルミネーション、ショーウィンドゥの飾り・・・年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。
街中を歩くだけで心がうきうきしてきますね。
クリスマスはキリストが生まれたことを祝うためのもの、ヨーロッパ文化はこのキリスト教なくしては語れません。
クリスマスの成り立ちの前に、キリスト教の成り立ちについてここに簡単にまとめます。
オーストリアは年々物価が少しづつですが上昇しています。
買い物をする時、その都度はあまり意識しなくても、えっ、これってこんなに高かったっけ~、食費にこんなにかかっているの・・・ということがよくあります。
よく見たら値段は同じでも量が少なくなっているということもよくあります。
物価上昇に平行して、住居も高くなっていて、土地の値段や賃貸料も上昇しています。
住居の傾向としては、一戸建てよりもWohnung(ヴォーヌング)がよく売られているそうで、上半期の統計を見ると4%の上昇です。
Wohnungとは、いわゆるアパート、マンションで集合住宅の1室のことを指します。
ある大手不動産会社に統計によれば、2018年上半期だけで26.166のアパートが売られ、去年よりも1.006も多い数となっています。
特に中古アパートを購入する人が多いようです。
さて、今日はオーストリアそれぞれの州のEigentumswohnung(持ち家としてのアパート)の平均価格を見てみましょう。
クリスマス🎄時期のウィーンも素敵です。
街中のイルミネーション、クリスマス市、ショーウィンドウのデコレーション...クリスマスの空気を至る所で感じます。
年間を通して生活の中ではクリスマスが一番重要です。
街中を歩くとクリスマス関係の物が多く売られていて、結構センスがいい物が多いですね。
昨日の11月19日朝起きたら庭が真っ白でした。
夜中に雪が降り、ウィーンは今年の初雪となりました。
天気予報では雪が降るだろうということになっていましたが、私は本気にしていませんでした。
ここ数日ぐらいからは気温が低くなり、日中5℃ぐらいと冬の陽気になっています。
私のホームページにもウィーンの天気予報を紹介していますが、これは意外と当たる確率が高いようです。
さて、今日はウィーンの初雪を少しお届けします。
今日は朝起きたら庭が雪景色になっていました。
ウィーンで今年最初の雪が夜降ったんですね。
ここ数日前から気温がぐっと下がり、日中5℃ぐらいと寒い日が続いています。
さて、11月も後半に入り、クリスマス市がオープンし始め、クリスマスの空気が肌で感じられる時期になってきました。
実際ウィーンで今年一番早くオープンしたクリスマス市はMQで、11月8日が初日でした。
11月15日はSpittelberg、16日には市庁舎のクリスマス市とAm Hof、17日にはFreyung、21日はマリア・テレジア広場、23日はベルヴェデーレ宮殿、24日はシェーンブルン宮殿と続々とクリスマス市がオープンします。
こちらでクリスマス市のことを総称して"Christkindlmarkt"と呼ぶ地元の人が多いです。
クリスマスはイエス・キリストが誕生したことを祝うものであり、Chrstkind(クリストキント)は子供のイエスですね。
今年もクリスマス市をこのコーナーで多く紹介していきますが、今日はクリスマス市ではなく、今年最初のPunsch(プンシュ)を話題にします。
こちらでは子供から大人まで日常生活の中では当たり前のようにキックボードが利用されています。
小さい子供は遊びで乗るでしょうが、社会人が通勤に利用している姿も多く見られます。
ウィーンは9月の終わり頃から電動キックボード(E-Scooter)のシェアリングが始まって、ウィーンの街の絵が少し変わったような気がします。
スマホやiPadのアプリ経由で利用します。
現在では"Bird", "Lime", "Tier"の3社が競合しながら電動キックボードのシェアリングを展開しています。
それぞれどんな違いがあるのでしょうか?
ウィーンは森の都とも形容され、ヨーロッパの街の中で、街の面積に対して緑の比率が最も高い街と言われています。
ウィーンの街を歩けば、ここは緑が多いな~ということは誰もが気付くはずです。
リンク道路沿いだけでも6つの公園があり、外側に行っても多くの緑があります。
でももっと大きな緑はウィーンの森で、ウィーンを外から大きく囲んでいます。
観光中にもリンク道路沿いの公園や庭園を歩くこともしばしばあります。
今日はバラがとっても綺麗なVolksgarten(国民庭園)について少しまとめます。
ウィーンの街を歩けば多くの路面電車が走っていることがわかります。
路面電車はリンク道路開通と同時である1865年から鉄道馬車から始まっています。
最初の区間はSchottenring~Hernals間でした。
2015年はリンク道路開通150周年記念と同時に、路面電車も150周年記念だったわけで、路面電車はリンク道路周辺と同じ長さの歴史を持っていました。
この路面電車は本当にウィーンの街によく合います。
2003年から活躍しているローフロアータイプの路面電車、その1世代前のステップがある路面電車と大きく2種類走っていますが、時としてレトロな路面電車が走っているのを見かけます。
ウィーンは荘厳な建造物が多く建ち並ぶ優雅で上品な街であり、現在でもかつての帝国の都を十分感じさせてくれます。
しかし、ウィーンを離れると長閑な美しい風景が広がっているのがオーストリアです。
オーストリアはヨーロッパアルプスが横たわっている国のひとつで、このアルプスがあるおかげで多くの谷が形成され、そこに美しい街が点在しています。
そのアルプスの中には、多くの川が流れ、氷河から形成された美しい湖が多くあります。
ザルツカンマーグートは私の大好きなアルプスの湖水地帯で、個性ある美しい街が多くあります。
もう何回も書いていますが、個人的にはザルツカンマーグートではSt.Wolfgangが一番好きです。
先日はSchafbergからの眺めを紹介しました。
さて、氷河の湖と言えばザルツカンマーグートだけではなく、クラーゲンフルトにあるWörthersee(ヴェルター湖)もSt.Wolfgangほどではありませんが、大好きですね。(笑)
ウィーンの公共交通機関はよく発達していて、世界でも5本指に入る営業距離数を持っています。
地下鉄 (U-BAHN)、路面電車(STRASSENBAHN)、路線バス(AUTOBUS)がウィーン市交通局の運営で、国鉄(SCHNELLBAHN)もウィーン市内であれば共通券で乗れるシステムになっています。
公共交通機関はウィーン市民の重要な足であると同時に、観光で訪れる方々にとっても必要不可欠でしょう。
ウィーンを歩けば街の景観に合った路面電車がたくさん走っているのが見られます。
これだけ見てもウィーンを感じますね。
今日はこのウィーンの公共交通機関についての様々なデータをまとめてみましょう。
オーストリアは小さい国ながら絵のような美しい風景が広がっています。
ヨーロッパアルプスが横たわっているという地形の特徴があります。
ウィーンの街を外側から大きく囲むウィーンの森から西へ西へと山の標高がどんどん高くなっていき、自然から生まれた多くの川が無数の谷を形成し、美しい街が広がっています。
ウィーンはかつての帝国の都で、荘厳な建造物が建ち並ぶ優雅さと上品さがある街ですが、ちょっと外に行けば豊かで美しい自然に出会えます。
オーストリアを満喫するには車で移動することをお勧めします。
今日はその豊かで美しい風景のひとつである、個人的に大好きなザルツカンマーグートからの風景をお届けします。
今日はモーツァルト像が立っている王宮庭園の秋のワンシーンをお届けします。
ウィーンの街は荘厳な建造物が建ち並ぶ上品で優雅な街・・・現在でもかつての帝国の都を偲ばせます。
ウィーンの街の至る所に見られる木々の色が黄色やオレンジになるこの秋の時期、ウィーンの街のどこの風景を切り取っても絵になりそうです。
今日11月11日は"Martinstag"・・・聖マルティヌス(マルティン)の日です。
この日は冬の始まりの日、農民が1年を締めくくる日でもあります。
新酒のワインであるホイリゲも今日から解禁ということになります。
ワインと言えばヴァッハウ渓谷のをすぐに思い浮かべますが、今年はヴァッハウ渓谷の話題がとても少なかったような気がします。
ヴァッハウ渓谷は全長2.800km以上あるドナウ河の最も美しい所で、船下りの名所で、世界遺産にも登録されています。
ドナウ河沿いにはぶどう畑と共に歴史ある古い街が多く点在し、長閑な美しい風景が広がっています。
ウィーンから行く場合はたいてい午前中はメルク修道院を見学、お昼を食べてからデュルンシュタインまで船下り、そしてデュルンシュタインを少し散策してウィーンに戻るのが一般的です。
今日はこのデュルンシュタインから見たドナウ河の風景をお届けします。
ウィーンは色々な場所で秋を感じることができますが、木々などの黄葉や落ち葉などは見ると秋であることを実感します。
リンク道路の並木、公園や街路樹の木々などは季節を象徴している色です。
秋のウィーンの街も素敵です。
先日シェーンブルン宮殿の秋の並木道をちょっと話題にしましたが、今日はウィーン郊外にある葡萄畑の秋をお届けします。
ウィーンの街をちょっと高い所から見たり、街中を歩いている時に空を見上げるとクレーンが多く立っていることに気付きます。
新しい住居を建てたりとか、建物の上方階を修復したりなど結構な工事現場です。
工事現場と言えば、道路工事だけでなく、路面電車の線路工事もよくあります。
以前路面電車の線路工事や国立オペラ座付近の線路工事などを話題にしたことがありましたが、今回は地下鉄駅前の路面電車の線路工事の模様をお届けします。
2015年から始まった難民問題は、根本的な解決はされていないものの、オーストリアでは年々申請数が減っています。
2018年9月2日付の難民問題その後11で、難民にかかる費用について話題にしました。
難民申請後の結果が出るまでの衣食住や、それに伴う必要経費などをオーストリア政府が負担しているわけで、こちらも減少しています。
11月に入り秋が深まるにつれて、朝方に霧が出ることが多くなりました。
NACHT DER KELTISCHEN FEUER...ケルト火の夜と直訳してみましたが、これが相応しいかわかりません。
これはケルト人をテーマにしたちょっとしたお祭りで、家族ぐるみで付き合っている知り合いがどうしても行きたいからと・・・彼の誕生日前日にちょっとしたお茶会があってその後に出かけてきました。
オーストリアの法律では、仕事としてガイドができるのは国家試験をクリアーし、国家資格を持った、オーストリア政府から公認されているライセンスガイドでなければいけません。
ウィーンは自転車シェアリングやカーシェアリングなどを積極的に取り入れている街で、なるべく自動車に乗らないようにというECOを意識していることがわかります。
特に自転車はヨーロッパ文化のひとつに数えられるでしょう。
多くの人が自転車で走っていて、自転車専用ゾーンも至る所に見られます。
自転車はケルントナー通りのような歩行者天国は走れませんので、旧市街で自転車に乗っている人はあまり見かけません。
さて、ここひと月ぐらいから街中にシェアリングとして新しく登場したものがあり、多くの場所で見かけるようになりました。
自転車をもっと手軽にしたキックボードですが、電動キックボードです。
今年は雨が非常に少なく、かなりの乾燥状態でした。
ドナウ河も水量が十分ではなく、クルーズ船が運休せざる負えないことがありました。
日中30℃を超えた日は今年は34日ありましたが、27℃~30℃弱という日が多く、春が短くて4月の終わりぐらいからずっと夏だったような気がします。
ここ最近は日中15℃~20℃に達しないぐらいの過ごし易い気候で、ウィーンの街中はクリスマスの近づきを感じる開放的な空気が漂っています。
さて、昨日は午前と午後2回シェーンブルン宮殿に行きましたが、今年一番の大混雑でした。
ウィーン美術史博物館で先月10月2日からブリューゲル(父)特別展が始まってちょうどひと月経ちました。
来年2019年がブリューゲル(父)没後450年祭にあたり、美術史博物館がこのブリューゲル特別展示会について、"Once in a Lifetime"と言う見出しで大々的に宣伝しています。
ウィーンの美術史博物館はブリューゲル(父)の作品を世界で最も多く所有していて(12~13点)、さらに世界の色々な美術館からの契約を取り付けて、全体の3/4(約30点)の絵画が現在展示されています。
確かに人生で一度だけの大展示会かもしれません。
私もこのひと月の間に仕事で何回も行きましたが、午前と午後の仕事の合間にプライベートでも数回見に行っています。
昨日も高校生のツアーで美術史博物館に行きました。
もちろんブリューゲル(父)展も含まれていました。
昨日はAllerheiligen(万聖節)という祝日であり、今週は長い週末ということもあってか、美術史博物館はかなりの混雑でした。
昨日はハロウィンで、家にも多くの子供達が仮装をしてやって来ました。
その都度対応するのが面倒なので、あらかじめ玄関前にお菓子を入れた箱を置き、子供達が勝手に持っていけるようにしました。
オーストリアではハロウィンを祝う習慣が年々増加している傾向です。
さて。今日11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。
Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。