ウィーンは週末また30℃を超えて暑い日が続いていますが、風が吹いているので日陰に行くと快適です。
8月28日の日曜日はヴァッハウ渓谷に行きましたが絶好の船下り日和でした。
さて、前回の知られざる美しい中庭風景34ではハイリゲンクロイツ修道院とデュルンシュタインの廃墟のお城が見えるブドウ畑を話題にしましたが、今回はウィーンと郊外のトゥルンです。
以前このコーナーでも話題にしたNaturpark Hochmoor Schrems (自然公園 ホッホモーアシュレムス)はうちのお気に入りのスポットでウィーン周辺では見ることができない自然の湿地帯です。
NiederösterreichのWaldviertelの一角でチェコとの国境に近い所に位置しています。
Moorは湿地帯、湿原という意味で、Schremsは街の名前です。ここはオーストリア最大の300haの泥炭の湿地帯です。
このハイキングコースの一角に地元で有名な"Himmelsleiter"(ヒンメルスライター)があります。
ウィーンの上水道はアルプス山脈の湧水であることはかなり知られています。
ウィーンから90km程離れた所に水源があり、1秒間に、250L~2500Lという大量の水が湧いていて、4本の水道管によって、2本ずつ、それぞれ別ルートで直接ウィーンに供給されます。
そのアルプス山脈の湧水からカフェが作られるわけで、伝統あるカフェハウスでは必ずコップ一杯のお水が一緒に出されます。
その良質な上水道を街中を歩く地元の人やウィーンに観光に来る皆さんにもということで3年前からシーズン中街中の特定の場所に飲料水スタンドが設置されています。今年は4月に早々と設置されました。
先日シェーンブルン宮殿にも今年から飲料水スタンドが設置されたことについて触れました。
去年も街中のグラーベンにある飲料水スタンドに行列がしょっちゅうできることを話題にしましたが、今年もここに行列ができているのを数え切れないぐらい見ています。
オーストリア国家公認ガイドとして年間を通して仕事をしていると一般観光だけではなく専門の研修ツアーとか企業の視察とか雑誌の取材とか様々な仕事があります。
その中でホテル視察というのも結構あります。
旅行会社が提供する一般ツアーや企業の重要なツアーなど事前にウィーンでのホテルをどこにするか決める時に関係者が候補のホテルをいくつか見るということが多くあります。
ウィーンの場合はリンク道路沿いにはいいホテルが多く並んでいます。
"格式"ということであればインペリアルかもしれませんが、ホテルザッハーのファンの方も多いです。
その中でグランドホテルも有名で、ツアー料金が高い一般ツアー、企業の方、また個人旅行の方などが幅広く多く利用されています。
グランドホテルを視察することも多く、最終的にこのホテルに決められる方も多いですね。
ヨーロピアンとアメリカンをミックスしたようなスタイルで国立オペラ座からもすぐですし、使い勝手がいいグランドホテルは人気があります。
このグランドホテルの部屋をちょっと見てみましょう。
ウィーンの今年の夏は35℃を超えた日がたった1日しかなく、去年と比べると暑さは厳しくありませんでした。
しかし、日中の気温が30℃を超えた日は多くあり、8月終わりのこの時期でもまだ結構暑いです。天気のいい日が多いので、澄んだ青空が頻繁に見られウィーンの街がより美しく見えます。気温が高くても日陰に行くと爽やかな風が吹き、そんな風を感じながら街中を歩くのも気持ちがいいです。
青空が広がる今月のある暑い日、ウィーンの旧市街を御案内しながらお客様と歩いていた時、STURM (シュトゥルム)が売られていました。私はあ~、今年もシュトゥルムの季節がやって来たんだな~と思いました。これが出始めると自然の中で咲くシクラメンのように秋を感じます。
全長2.800km以上もあるドナウ河の最も美しいヴァッハウ渓谷は個人的に大好きで、年間を通して仕事やプライベートでも頻繁に行きます。仕事でヴァッハウ渓谷に行く場合はウィーンからの日帰り観光が圧倒的に多く、午前中はメルク修道院を見学、昼食を食べて午後は船下り、そして有名な街デュルンシュタインを散策してウィーンに戻るという内容です。仕事だと場所と時間の制約がありますからお客様とは特にヴァッハウのハイライトを御案内することになるわけですね。でも個人的にここに来る時にはヴァッハウ渓谷のドナウ河沿いにある様々な街に立ち寄ったり、ハイキングをしたり廃墟のお城を見学したりと観光案内とはまったく違う楽しみ方をしています。
ヴァッハウ渓谷には小さいですが美しく歴史ある街が多くあり、魅力が尽きません。
先日も家族でヴァッハウ渓谷に出かけてきました。ここの定番の船下りも素敵ですがうちは車で行きますから船下りをする場合はまた車を取りに行かなければいけないという欠点があるため、デュルンシュタインから乗船し、ドナウ河を上ってシュピッツで下船、シュピッツを楽しんでからまた船でデュルンシュタインまで下ってここを楽しんでから車でウィーンに戻るというパターンが多いです。
でもヴァッハウ渓谷をもっと深く楽しむためには船を使わず車でここを走るのもいいですね。時間さえ許せばこの地域の全ての街に寄れるからです。
一般的にヴァッハウ渓谷を車や観光バスで走る時にはウィーンに向かってドナウ河の左側を走ります。シュピッツのヒンターハウスの古城やヴィレンドルフのヴィーナスが発掘された所、ヴァイセンキルヒェンやミヒャエル教会なども見られ、道が広く船もこちら側に止まります。時間がある時にいつか話題にしますがこの時はアックシュタインの古城に行きたかったので、定番のこの左側ではなく右側を走りました。こちら側も何度も走ったことがありますがすれ違うのが大変な狭い道が数か所あり、小さな街中を抜けて行くルートになっています。メルク修道院だってこちら側にあるのですが、反対側から行って大きな橋を渡った方が快適に走れます。
たまにこちら側を走ると当たり前ですがいつもとは違った風景です。
オーストリアの面積は84.000km²と北海道よりも少し広く、全人口約870万というヨーロッパでは小さな国ですが、この国がヨーロッパに与えた歴史的、文化的影響は計り知れないものがあります。
私はヨーロッパではオーストリアがもちろん一番素敵な国だと思っていますし、言うまでもなくウィーンが一番大好きな街です。
今日はこの"オーストリア24時間その 1"というタイトルで、この国において24時間の間に
何がどのくらい起こるのかというちょっとおもしろい統計を紹介します。
"森の都"とも形容されるウィーンの街は手軽に自然を楽しむことができます。
中心だけ見ても緑が多いことが実感できますが、ちょっと郊外に出れば"ウィーンの森"が広がっていて街中とは全く違う自然を見ることができます。
最もオーストリアはヨーロッパアルプスを持っていますので、自然が満喫できる所が国内無数に広がっています。
私も自然が大好きなので、家族とよく郊外に出かけてハイキングを楽しんでます。
うちがよく出かけるお気に入りの場所のひとつにHganebachklammがあります。
ウィーンは現在の生活がちゃんとあっても、その中に様々な歴史が見られるとても奥深い街です。
最近の団体ツアーでもシェーンブルン宮殿以外にもウィーンの中心部を少しでも歩くことが多くなりました。
最も2014年の5月から残念なことにシュテファン大聖堂までバスで入れなくなったため、シュテファン大聖堂が観光プログラムに入っている場合は絶対に歩くことになるわけです。
通常の団体ツアーの場合は時間がかなりきついので、歩く時間も当然制限されますから、それでも私はなるべくこのウィーンの街が歴史的にとても奥が深いことを紹介しながら歩いています。
ウィーンの街はローマ時代から存在し、中世のバーベンベルク王朝時代、そしてヨーロッパで一番長く続したハプスブルグ王朝時代に街が発展していきました。
ウィーンの中心部が城壁で囲まれていたことは有名で、今でも何か所かでその名残を見ることができます。
今日はそれを思い起こさせる城壁(城門)の一部について少し書き記します。
このコーナーでもウィーンの街を囲んでいた城壁については何回か書いていますので参考にして下さい↓
貴重な城壁の名残り 1、貴重な城壁の名残り 2、貴重な城壁の名残り 3、
2つ目の城壁「Linienwall」、19世紀後半のウィーンの街並み、ウィーンの城壁とある城門なども参照して下さい。
私は仕事の関係上グループの皆さんと昼食を食べることが圧倒的に多いわけですが、その時に皆様が食べるものはウィーンナーシュニッツェルが圧倒的に多いです。
パッケージツアーの皆様は平均的にウィーンに2泊します。
他の街から移動して夕方ウィーンに着いて、次の日まる1日観光、翌日にはまた移動というパターンが圧倒的に多いです。また、夕方ウィーンに着いて、翌日の午前中に観光し、昼食後にもうウィーンを離れるというもっと忙しいパターンも多くあります。
パッケージツアーの場合の多くは食事がついているので、ウィーンで食べる場合には朝食はホテルですから昼食と夕食ということになり、多くはどこかのレストランで食べます。
(ホテルでディナーというパターンももちろんありますが)
その時のメニューとして名物料理のひとつであるウィーンナーシュニッツェルをどこかで食べるというのはある意味では当然です。
団体ツアーの皆さんの昼食がウィーンナーシュニッツェルである場合が非常に多いので、私の場合は毎日ウィーンナーシュニッツェルを食べることになります。
ウィーンナーシュニッツェルはおいしいですが、さすがに毎日は無理です。
そのため、私はたいてい違うものを食べることになります。
でもウィーンの3大名物料理のひとつのウィーンナーシュニッツェルはたまに食べたくなりますし、家でも作ります。
街中のどのレストランでもまずシュニッツェルはあるでしょう。
以前デーメルのウィーンナーシュニッツェルを取り上げましたが、今日はウィーン最古のレストラングリーヒェンバイスルのウィーンナーシュニッツェルです。
前回のウィーンのちょっと珍しいアングル34では、ドナウ運河の始まりにある水門に向かっての眺めとヴァッハウ渓谷のデュルンシュタインの教会をちょっと上から眺めました。
今回は珍しいアングルというよりも、珍しい光景と言った方がいいかもしれません。
暑い日もまだまだ多いですが自然を観察すると夏も終わりに近づいていることがわかります。休暇から多くの人が戻って来て、街中は交通量が多くなり普段の生活が始まっていて、新年度の準備をしています。
夏の終わりを告げる花として自然の中で見られるシクラメンを今年も話題にしたいと思います。
2回にわたってAmethyst Welt MAISSAUを紹介しましたが、今日が最終回です。
Amethyst-SchaustollenとEdelsteinhausを見学して、その後自然公園的なここの中を散策しながら向かった場所は"Schatzgräberfeld" (シャッツグレーバーフェルト)です。Schatzは埋もれている宝や財宝という意味がありますので、宝を発掘する野原みたいな意味があります。
ここでは決められた敷地の中で地中に眠っているアメジストを掘り出すことができるようになっています。
ドイツ語ではschürfen (シュルフェン)という言葉がよく使われていて、試掘するとか探鉱するという意味です。
昨日はこのAmethyst Welt MAISSAUの一番の見所であるAmethyst-Schaustollenを見学した所で終わりました。
ここには世界最大のアメジストが埋まっている岩壁が見られます。そこを出てから今度はEdelsteinhausで別のガイドツアーがありました。つまりここは2つの別々のガイドツアーが提供されています。
"Edelstein"(エーデルシュタイン)は宝石という意味ですから宝石の家という建物が前述したAmethyst-Schaustollenを出てすぐにEdelsteinhausがあります。
オーストリアは歴史的に奥が深く美しい国です。ウィーンを含め9つの州で成り立っていますがそれぞれの州には個性があり、国内全土に見所が点在しています。ガイドブックで必ず紹介されている観光で有名な所もあれば、ガイドブックなんかには載っていないけど地元では有名な場所がたくさんあります。
私は仕事では様々な御案内を皆様にしているわけですが、プライベートでも時間があれば家族で色々な所に出かけています。今日は日本のガイドブックにはまず紹介されていない、しかしこちらでは有名な場所のひとつを3回に分けてまとめてみます。
その場所とはAmethyst Welt MAISSAU (アメジストの世界)です。
ウィーンには地元で知られたレストランがたくさんあります。
味に定評があるレストラン、雰囲気がいいレストラン、これを食べるのならこのレストランなど様々です。
毎年数回ぐらいは必ず個人的に行くレストランZur Alten Kaisermühle (ツア・アルテン・カイザーミューレ)はAlte Donauに面した雰囲気のいいテラスがある店で、ここのスペアリブが地元ではよく知られています。
最近、日本から私の友人がウィーンに遊びに来ました。
彼は私がウィーンに住んでいることもあって、定期的に遊びに来るのですが彼もここのスペアリブにはまっている1人です。
彼からウィーンにまた来るという連絡があって「スペアリブには絶対行こう!」と最初から言われました。
私もここのスペアリブは好きなので彼の最後のウィーン滞在の日に食べに行きました。
オーストリアはドイツ語が話されています。
ドイツ語を勉強した方は御存知だと思いますが文法は大変ですよね~。
ドイツ語と比べると英語の文法は遥かに簡単です。
そのため、ドイツ語を母国語としている人が英語をちょっと真剣にやればすぐに話せるようになることも理解できます。
日本語は世界で最も難しい言語のひとつであるにも関わらず共通性がない言葉ですから、私達日本語を母国語とする人間が外国語をやろうと思うと大変です。
今日はドイツ語を少し話題にしてみたいと思います。
すでに"SIE" と"DU"フォームの違い、ドイツ語の性をテーマにしましたが、今回は定冠詞と格について少し書いてみたいと思います。
全長2.800km以上もあるドナウ河はヨーロッパでは2番目に長い河ですが、そのドナウ河の最も美しい場所はオーストリアのヴァッハウ渓谷で世界遺産にも登録されていて、私も大好きな所で毎年何回も行きます。
ヴァッハウ渓谷に行くと、たいてい午前中はメルクの重要なバロックの修道院を見学し、
昼食を食べた後、午後は船下りをします。
船下りはメルク~デュルンシュタインが定番で、デュルンシュタインを少し散策し、ウィーンに戻るという内容です。
一昨日までは雨と肌寒い日が続きましたが、昨日より日中の気温が20℃前後と涼しかったにもかかわらず天気がまた良くなり、明日からまた日中25℃~30℃近くのいい天気が続くようです。昨日は涼しかったですが美しい青空の中での観光となりました。今日も昨日同様、いい天気です。
オーストリアの今年の天気は今までとはちょっと違った傾向で、雨が極端に多かったり、逆に極端に暑い日があったり、また山岳地帯では8月に雪が降ったりなどと天気が不安定です。実際は世界的に気候の形態が変わってきているでしょうか。
実際にオーストリアでの天候が極端な例を見てみましょう。
今年の夏は去年と比べると猛暑日が少なく、35℃を超えた日はたった一度ありました。暑い日が何日も続いた後は天気が崩れて曇りや雨が降る日が数日続く・・・そんな繰り返しのような気がします。こちらの気候は梅雨がないとはいえ、日差しは日本よりも強いので20℃そこそこでも直射日光の下にいるとかなり暑く感じます。
さて、今日はこの時期よく見られる花を話題にします。
オーストリアはヨーロッパの中では物価が高い国で、ユーロが導入されてからは年々物価が高くなっています。
特に食料品はヨーロッパでも高いことはよく知られています。人件費もそれなりに高いのでレストランなんかで普通に座って食べてもすぐ結構な金額になってしまいます。
税金もいわゆる消費税は物品の場合は20%の内税ですし、給料からの天引き率も結構な割合ですから普通の人はお金を貯めるのは結構大変です。
でも生活のクオリティーを観察すればウィーンは非常に住みやすい街だど個人的に思っています。
さて、今日は去年2015年と比べて何がどのくらい高く、また逆に安くなっているかというちょっとした統計を御紹介しましょう。
年間を通して美術史博物館は頻繁に訪れます。
パッケージツアーの皆様との全日観光の場合は午前中にシェーンブルン宮殿を観光し、昼食を食べた後、午後ここに来ることが多いです。
またよくお茶とケーキを組み合わせたオプショナルツアーで入ることも多いです。
観光終了がこの美術史博物館であることも多いです。
絵画の質から言ってヨーロッパ三大美術館のひつとに数えられているぐらい、絵画史上重要な作品を多く見ることができます。
今日は久しぶりにここの絵画を一枚話題にしましょう。
今日は久しぶりにウィーンから離れて郊外のバーデンという街に行きましょう。
バーデンはウィーンの森の南に位置し、ローマ時代に温泉が発見されてから今でも温泉療養地として有名で、なおかつハプスブルグ家のフランツII/I世皇帝の避暑地であり、また様々な音楽家が滞在した緑豊かな街です。
ウィーンの森の観光でもよく訪れる場所です。バーデンのことは今までも数回話題にしています。
ベートーヴェン第九交響曲の家、第九交響曲の家 2、第九交響曲の家 3、
バーデンのユニークな街の紋章、ラウエンシュタインの廃墟のお城などです。
そのバーデンの街のメイン広場からちょっと歩いた所に有名な教区教会があります。
早いものでもう8月になり、休暇も半分が過ぎました。
ウィーンは30℃を超える暑い日が続いていましたが、一昨日の日曜日の夕方から予報通り雷を伴った強い雨が降ってきて気温がぐっと下がり、爽やかな朝の空気を感じます。
でもまた明後日からは30℃を超えるようです。
私は毎日お客様に様々な場所を御案内していますのでかなり歩いています。バスでの観光が多いですが、博物館内やリンクの内側などは当然徒歩になります。シェーンブルン宮殿や美術史博物館のような博物館内部観光だって結構歩きますし、公園で写真を撮るだけでもバスからは降りて歩いていくわけですからそういう意味では有り難いことに健康な仕事だと思っています。
仕事でかなり歩いていても、プライベートでもよく散歩やハイキングをするのでオフィスワークをしている人と比べたら遥かに歩いています。
30℃を日中超えるような暑い日の夜、気温が少し下がってちょっと涼しくなるとよく夜に軽い散歩をします。
個人的によく散歩をする場所のひとつにMarchfeldkanal (マルヒフェルトカナール)があり、7月の夏至の少し前にここを夜散歩をした時の風景です。
ヨーロッパにはアーチを伴った建造物がたくさんあります。
アーチにも色々な様式があり、建物に素晴らしい演出を添えてくれます。
アーチが強調されている建造物もあれば、逆に建物の中にアーチがあって外からは全く見えないなんてことも多くあります。
このタイトルもシリーズ化してきましたが、前回のアーチの奥に見える風景13ではプラター通り界隈と旧市街一角の地下に行くアーチをテーマにしました。
今回は中心の外側です。
ウィーンの夏は35℃を超える暑い日もあれば、23℃~25℃前後の快適な日もあります。
今年は35℃はまだ超えていませんが30℃を超えた日はすでに 日あります。
暑い日が何日か続くとたいていGewitterという雷を伴った激しい雨が降り、気温が下がります。
暑い日と過ごし易い日が何日か連続で交互にやって来る気がします。
晴天ばかり続くと植物などにも影響がでますので、時には雨だって必要です。
この夏の時期に咲く花は限られていますが、7月の半ばと7月の終わり頃にウィーンによく見られるこの時期の花 160でフサフジウツギを、ウィーンによく見られるこの時期の花 161ではアメリカノウゼンカズラについて書きました。
この2つの花はこの夏の時期非常にポピュラーな花として毎年街中にたくさん見られるわけですが、通勤途中によく通るこの場所にはこの2つが並んでに咲いています。
最近ウィーンに来られる団体ツアーでは、午前に全員で市内観光をして、午後には昼食込みのオプショナルツアーとして旧市街地のシュテファン大聖堂や王宮界隈を徒歩観光するというのが多くあります。
ウィーンの歴史が一番詰まった旧市街は歩かなければ見られない所がほとんどで、とても奥が深いです。
ウィーンの市内観光ではシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿、リンク道路を周るのが一般的で、リンク道路の内側をじっくり歩いて徒歩観光することが少ないんですね。
ガイドの立場から言わせて頂ければ、旧市街を徒歩観光する機会が増えているのは喜ばしいことです。
旅行でウィーンに来られる場合は団体ツアーであろうが個人ツアーであろうが普通は日程が決まっていますね。
特に団体ツアーの場合は事前にしっかり観光内容が決められていることがほとんどですから、観光の日に雨が降ろうが雪が降ろうが、外の気温がマイナスになったとしても観光するわけです。
そういう意味では天気の良し悪しは運・・・ということになります。
ウィーンの街もそうですが、石造りの建造物が多いヨーロッパの街は天気が良くて青空が広がればより街が美しく見えるわけですが、逆に曇りや雨だと街が暗く見えてしまうという欠点もあります。
やっぱり天気がいい方が観光も当然楽しくなります。
ウィーンの街は絵になる歴史的建造物がたくさんあり、そのような建物が青空の背景に見えるとより印象的に映ります。
ある日の午後、旧市街を皆さんと徒歩観光した時のひとコマをお届けします。
この内容はすでに何回かここに書かせて頂いておりますので、すでに読まれている方は申し訳ありません。
オーストリア観光業について認識不足の方が日本だけでなく、ここオーストリアに住んでいる方にもまだまだ多いこともあり、それを少しでも知って頂きたいこと、また正規で業務をしているガイド、アシスタント仲間でも話題になっていることなのでこの内容は定期的に掲載します。
先日、地元の新聞にオーストリアでは誰を信用できるかという興味深い記事が掲載されていました。
その見出しは「Wir glauben an Papst und Hirscher」ということで、"私達はローマ教皇とHirscherを信じます"なんて意味になります。
HirscherとはMarcel Hirscherで、オーストリアの有名なアルペンスキー選手で、オリンピックや世界選手権で金や銀メダルをたくさん取っています。
この統計では人物や業者や公共機関などで誰が、どこが信用できるかということですが、Hirscherが83%、ローマ教皇が82%と他を大きく引き離しました。
ちなみに3位は前オーストリアの大統領であったHeinz Fischerさんの75%という結果になりました。
どこの国にも裏表がある人がたくさんいますね。
その人の前では綺麗ごとを言っていても、陰では他の人にその人物のことを悪く言うようなことはこちらでは嫌われています。
何かあるなら本人に直接言え!・・・ということでしょう。
その統計では地元企業と公共機関の信用度も掲載されていたのでそれをちょっと紹介します。
先日DIE GARTEN TULLNを話題にしましたが、うちはこのTullnという街には年間を通してよく出かけます。
Tulln(トゥルン)はオーストリア郊外によくあるこじんまりとした美しい小さい街で、人口16.000、ドナウ河沿いに位置しています。
このTullnの郊外にはPRASKAC Pflanzenland Tulln (プラスカス プフランツェンラント)という 地元で有名なガーデンショップがあります。
15.000m²の店の広さ、2500以上の様々な植物を栽培し、その場でもちろん購入できますし、カタログ購入も可能です。植物だけでなく、ガーデニング関係の物や石、灯篭、庭に置く椅子やテーブルなども販売しています。
うちはここによく行くのでそのついでにとくTullnの街を楽しんだり、ドナウ河沿いを散策したりしています。
今年もこのPRASKACにある名物"花のねこ"を話題にします。