「ヨーロッパの夏って、カラッとして過ごしやすいんじゃないの?」
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
でも今年は、そのイメージが大きく変わるほどの猛暑に見舞われています。
スペインやイタリア、フランスなどでは気温が40℃を超える地域も続出。
観光地では昼間の外出を控える人が増え、熱中症への警戒が呼びかけられています。
ここウィーンも同じで、6月18日より連日30℃~38℃の暑さが続いていて、もう勘弁してほしいです・・・。
さて、6月最後の今日はこの時期の花をお届けします。
こちらはドイツ語でSeidenbaum(ザイデンバウム), 学名ではAlbizia julibrissin、日本語ではネムノキです。
マメ科でネムノキ属の落葉高木です。
ヨーロッパには18世紀に、フィレンツェ出身のAlbizziによってもたらされましたので、彼の名が学名になっています。
日本では本州から沖縄にかけて見られるそうで、四国、九州などで自生しているのもあります。
またイランから東中国にかけても広く分布しています。
ネムノキ属は熱帯地域に150種類ほど分布しているそうですが、特にこのネムノキは耐寒性があり、温帯地域でも広く栽培され、-15℃ぐらいまで大丈夫だそうです。
高さは6m~10mぐらいになりま、芽吹くのは比較的遅いですが、他の木と比べると成長は速いです。
幹はほぼ真っすぐですが、そこから上はかなりランダムに枝分かれして個性あるシルエットになります。
そのため葉の部分は広がっているのもあれば狭いものもあります。
日当たりのいい所に多く植えられています。
開花時期は6月~8月で、薄い紅色の花が枝先に10数個集まって咲きます。長く伸びた糸状のものは雄しべです。
桃のような甘い香りがします。
葉は20cm~30cmとかなり長く、オジギソウの葉によく似ています。
オジギソウは触ると葉を閉じますが、ネムノキは夜になると自ら葉を閉じます。
そこからネムノキと言われています。
花が咲いた後には7cm~12cmぐらいの豆果をつけます。
こちらでは観賞用としてよく植えられています。
写真は2026年6月26日 08:40頃、ウィーン10区にある墓地で撮影したものです。


