オーストリアの一つの観光スポットとして最も多くの方が訪れるのはシェーンブルン宮殿ですね。
一般団体ツアーでも必ずと言っていいほどシェーンブルン宮殿の見学が含まれています。
今日はシェーンブルン宮殿のちょっと珍しい光景をお届けします。
シェーンブルン宮殿1441部屋のうち、一般公開されているのは40室で、全ての部屋を見るグランドツアー、前半を見るインペリアルツアーの2つが一般販売されていて、私達オーストリア国家ガイドと一緒に観光すると後半のハイライトツアーも選べます。
世界遺産にも登録され、庭園も素敵なのでここだけでも余裕で1日過ごせます。
地元から観光の皆さんまで、国際色豊かに毎日賑わっています。
さて、このシェーンブルン宮殿を観光している時にお客様からストーブについての質問がよくります。
実際、ストーブという単語を出されるよりも、部屋に多く見られるあの大きな物は何でしょう・・・というご質問が多いです。
陶器製の比較的背丈があり、装飾が豊かな豪華な置物のような物ですね。
部屋のインタリアも兼ねたストーブとして使われていましたが、そうなると燃料を入れる入り口がない場合が多いため、どうなっているんだろうと疑問を抱かれるわけですね。
確かに部屋からは燃料を入れる場所が見当たらないです。
ストーブは少し高くなっていて、下に隙間があるため、下から燃料を入れるんでしょうか、もしくはどこか開けられるようになっているとか・・・。
部屋の後ろ側からストーブに燃料を入れる場所があります。
豪華な部屋の後ろには宮廷の係が歩く廊下があり、係は基本的にどの部屋にも後ろから直入れるようになっていました。
こちらはシェーンブルン宮殿の最後のお部屋で、普段は閉まっている扉がこの日はたまたま開いていました。
現代の電気ケーブルなどが見られますが、奥に四角い箱のような空間がありますね。
ここからストーブに燃料を入れていたわけですね。
つまりこの向こう側は豪華な部屋で、その角にストーブが置いてあります。
ちなみにこの向こう側の部屋はマリア・テレジアの豪華なベットが置かれている空間です。
右に見えるストーブは後の時代に付け足されたストーブで、ストーブ自体に正面から燃料を入れられるようになっています。
ストーブには部屋から燃料を入れられないタイプと部屋から燃料を入れるタイプがあるわけですね。
ついでにバロック様式のストーブもあればロココ様式のストーブもあります。


