シェーンブルン宮殿のフジ(2026年)

春のこの時期は多くの花がウィーンの街に見られます。

"森の都"とも形容される緑豊かなウィーンですが、この緑がよりウィーンの街の優雅さを引き立てていますが、

花が咲く時期はこの春の時期だけですから、この時期は花をテーマにしたくなります。

さて、前回はキバナフジを話題にしましたが、今日はこの時期恒例のシェーンブルン宮殿に見られるフジです。

今年は少し早めに咲いたでしょうか。

 

 

この知られたシェーンブルン宮殿のフジのアーチは、宮殿を正面に見て、右側から回り込んで奥の庭園に行く時に見られます。

 

フジはドイツ語でBlauregen (ブラウレーゲン)とか、Glyzinie(グリツィーニエ)、学名ではWisteria sinensisもしくはWisteria floribundaで、マメ科のフジ属、つる性の落葉樹です。

原産は東アジア(中国)ですが、 Wisteria floribundaは日本固有のものだそうです。

毎年ここは多くの人が立ち止まって写真を撮っています。

 

 

開花時期は4月半ば~5月で、ぶどうのようにぶら下がっていて、紫や明るい紫、ちょっと青っぽい紫色です。

長さは20cm~80cmぐらいで、高さは10mを超えるものもあります。

 

フジ属はとても強く、木のようになっていき、例えばフジ棚に大変強く絡みつきます。

また1年に2回咲き、最初はこの時期、2回目は7~8月ですが、咲く数は非常に少ないです。

 

観賞用としてこちらではとても人気があり、垣根や壁、このシェーンブルン宮殿のようにアーチ状などにしているのをよく見かけます。

 

おもしろいことに右巻きで伸びるものと左巻きで伸びるものとがあります。

Wisteria sinensisは左巻き、Wisteria floribundaは右巻きです。

右巻きのWisteris floribunda は Japanische Blauregenと呼ばれています。

 

2026年4月22日、10:50頃に撮影したものです。