こちらは一昨昨日3月20日15:46に春分の日を迎えました。
ウィーンは日中の気温が15℃を超える日が多くなり、日差しには暖かさが感じられるようになっています。
街を歩けば、木々のつぼみがほころび始め、ところどころに春の色が見え始めています。
このコーナーでは毎年代表的なウィーンに見られるこの時期の花をお届けしています。
毎年同じ時期に同じ花を話題にしていますが、季節感を大切にしながら、撮影場所を変えて、その年ごとの花を紹介しています。
今年最初の花としてキバナセツブンソウ、その後はユキワリソウ、マツユキソウを掲載しましたが、今日のこの花もウィーンの至る所に咲いています。
ドイツ語ではDuftveilchen(ドゥフトファイルヒェン)とかMärzveilchen(メルツファイルヒェン)と呼ばれています。
学名ではViola odorata、日本語ではニオイスミレで、多年草でスミレ科のスミレ属です。
スミレ科は約850種と数が多く、その中でスミレ属は400種類を占めるそうです。
ドイツ語の"Duft"は香り、匂いという意味で、甘い香りを放つことで知られています。
特に太陽が花に当たっている時に匂いが強くなります。
原産は南ヨーロッパですが、中央ヨーロッパ全体に見られ、よくかたまりで咲いています。
開花時期は3月~4月で、花の色はたいてい濃い紫ですが、稀に白、ピンクなどもあります。
高さは10cmぐらいで、葉は丸くてハート型に近く、根際から生える特徴があります。
古代から存在し、中央ヨーロッパでは遅くても中世初期までには観賞用や薬効として、バラやラヴェンダーと共に香料の原料として利用されてきました。
公園や庭など、街中の至る所で見ることができます。
写真は2枚とも2026年3月20日13:40頃、シェーンブルン宮殿の庭園で撮影しました。


