ウィーンによく見られるこの時期の花 469(ニオイスミレ)

こちらは一昨昨日3月20日15:46に春分の日を迎えました。

ウィーンは日中の気温が15℃を超える日が多くなり、日差しには暖かさが感じられるようになっています。

街を歩けば、木々のつぼみがほころび始め、ところどころに春の色が見え始めています。

このコーナーでは毎年代表的なウィーンに見られるこの時期の花をお届けしています。

毎年同じ時期に同じ花を話題にしていますが、季節感を大切にしながら、撮影場所を変えて、その年ごとの花を紹介しています。

今年最初の花としてキバナセツブンソウ、その後はユキワリソウマツユキソウを掲載しましたが、今日のこの花もウィーンの至る所に咲いています。

 

 

ドイツ語ではDuftveilchen(ドゥフトファイルヒェン)とかMärzveilchen(メルツファイルヒェン)と呼ばれています。

学名ではViola odorata、日本語ではニオイスミレで、多年草でスミレ科のスミレ属です。

 

スミレ科は約850種と数が多く、その中でスミレ属は400種類を占めるそうです。

ドイツ語の"Duft"は香り、匂いという意味で、甘い香りを放つことで知られています。

特に太陽が花に当たっている時に匂いが強くなります。

 

 

原産は南ヨーロッパですが、中央ヨーロッパ全体に見られ、よくかたまりで咲いています。

開花時期は3月~4月で、花の色はたいてい濃い紫ですが、稀に白、ピンクなどもあります。

高さは10cmぐらいで、葉は丸くてハート型に近く、根際から生える特徴があります。

 

古代から存在し、中央ヨーロッパでは遅くても中世初期までには観賞用や薬効として、バラやラヴェンダーと共に香料の原料として利用されてきました。

公園や庭など、街中の至る所で見ることができます。

 

写真は2枚とも2026年3月20日13:40頃、シェーンブルン宮殿の庭園で撮影しました。