ウィーンによく見られるこの時期の花 420 (キリ)

今週は天気が良く日中の気温が27℃に達し、夏のような日もありました。

実際初夏の陽気です。

こちらは日差しが強く、20℃ぐらいでも太陽の下にいると刺すような光の強さを感じます。

日陰に行くとかなり涼しく感じます。

建物の間や公園などに爽やかな風が吹き抜けていくのがウィーンのこの時期の空気です。

 

さて、今日はウィーンのこの時期紫が印象的な花をお届けします。

 

こちらはドイツ語で

Blauglockenbaum (ブラウグロッケンバウム)、

学名ではPaulownia tomentosa,

日本語ではキリです。

ゴマノハグサ科、キリ属で落葉広葉樹です。

 

原産は中国の中央から西側です。

日本には古く中国から朝鮮を経由して入って来たようで、北海道の南西部以南で直裁され、もしくは野生化して山地に生育しているそうです。

背丈が20mぐらいまでとかなり高くなり、薄い紫の花を咲かせます。

高いので遠くからでもよくわかります。

ウィーンの街には背丈が高いキリが多く見られます。

 

開花時期は5月で、4cm~6cmぐらいの薄紫色で、下にぶら下がった鐘のような形で、それがいくつも集まって垂直上30cmぐらいまでの高さにたくさん咲いています。

ドイツ語名のGlockeは"鐘"という意味です。

前述したように遠くからでもハッキリわかります。

 

 

 

花は薄い紫の円錐形で、花弁は長さ4~6cmで大きめです。

葉は40cmぐらいと結構大きく、ハート型で表面には軟毛があります。

花が咲いた後には卵型をした実がたくさん見られ、そこから種子がたくさん飛び出します。

古くから良質の木材として使われ、湿気を通さず、軽く、柔らかく、木目も美しいです。

キリは背丈も高く、花の色も綺麗でたくさんの花を咲かせるため非常に印象的です。

 

こちらでは観賞用として人気があり、たいていの公園に植えられていて、ウィーンでもこの時期多く見ることができます。

2023年5月22日10:30頃、家のそばでの撮影です。

 

 

 

 

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