ペータース教会 15:00からの無料オルガンコンサート

ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。

約2.000年の歴史を持つキリスト教文化が絵画、建築、音楽など様々な分野に影響を与えました。

ヨーロッパの文化に触れるということはキリスト教文化に触れるようなものですね。

ウィーンの街はそのキリスト教文化と同じ少なくとも2.000年の歴史を持ち、そのウィーンの街がヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ王朝の居城であり、そしてそのハプスブルグ家のもとに歴代神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王の称号が長くに渡ってあったわけですから、他のヨーロッパの街とは根本的に歴史的な立場が違っていたわけです。

ヨーロッパ文化に触れる手っ取り早い方法は"ウィーンの街を歩く"だけで十分それを感じることができますよ。

その中で街中にたくさんある教会にも是非足を踏み入れてみましょう。

外の街並みとは全く違う、敬虔で神聖な空気が素晴らしい建造物に漂います。

そんな教会の中でパイプオルガンの音が聞けたらどんなにいいだろう・・・と思われる方は多いです。

観光中にもどこかでパイプオルガンを聞ける教会はありますか・・・という質問を年間を通してよく受けます。

夜にも多くの教会で演奏会が行われていますが、団体ツアーの場合は夕食やワルツコンサートなど別の予定がはいている場合が多いです。

そんな時に今日ご紹介するペータース教会のオルガンコンサートはお勧めです。

 

 

ペータース教会はウィーンで歴史的に最も古い教会で、グラーベンから気持ち入った所に立っています。

この場所はかつてのローマ時代の一角であり、実際にこのペータース教会の最初は4世紀となっています。

この教会は私も大好きで、内部はとても素敵なバロック様式で徒歩観光の時にはよく御案内します。

 

このペータース教会では月~金まで(場合によっては土曜日も)15:00から"ORGEL UM DREI"(3時のオルガン)というタイトルで30分のパイプオルガンの無料コンサートがあります。

 

 


 

右上の写真はこのペータース教会のパイプオルガンです。

このロココ様式のパイプオルガンのパイプの数は2175本で、この荘厳なバロック空間に鳴らされるオルガンの響はとても印象深いものです。

写真は1月半ばオルガンコンサート中に撮影したもので、たくさんの人が座ってこの響きを楽しんでいます。

この時演奏されていたのはパッヘルベルのカノンでした。

写真だとオルガンの音が聞こえないのが残念です。(笑)

 

このコンサートは15:00から始まり、15:30に終わりますが、かなり前から座って待っている人もいます。

でも10分ぐらい前に中に入るようにすればいいと思いますよ。事前予約は全く必要ありません。

無料コンサートですが教会側はちょっとした寄付をお願いしていますので、コンサートが終わって教会を出る時に少し寄付をされて下さい。

 

この教会では夜にもオルガンコンサートがよくあります。

昼と夜のオルガンコンサートの演奏会の曲目を知りたい方はこちらを参照して下さい。

 

 

 

 

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