ウィーンによく見られるこの時期の花 393(ネムノキ)

真夏の暑さが続いているウィーンです。

今日で6月も最後です。

今年は5月20日に初めて日中の気温が30℃を超え、6月の中旬から30℃を超える日が多くなり今日で10日目、今年に入って11日目になります。

湿気が日本よりも少ないので、日陰に行けば暑さを凌げますが、日差しが強いので照り付ける射すような暑さです。

今週で学校も終わり、休暇を待ち望んでいる街の空気を感じます。

 

さて、今日はこの時期ウィーンに多く見られる特徴的な花をお届けします。

 

こちらはドイツ語で

Seidenbaum(ザイデンバウム),

学名ではAlbizia julibrissin、

日本語ではネムノキです。

マメ科でネムノキ属の落葉高木です。

 

ヨーロッパには18世紀に、フィレンツェ出身のAlbizziによってもたらされましたので、彼の名が学名になっています。

日本では本州から沖縄にかけて見られるそうで、四国、九州などで自生しているのもあります。

またイランから東中国にかけても広く分布しています。

ネムノキ属は熱帯地域に150種類ほど分布しているそうですが、特にこのネムノキは耐寒性があり、温帯地域でも広く栽培され、-15℃ぐらいまで大丈夫だそうです。

 

高さは6m~10mぐらいになりま、芽吹くのは比較的遅いですが、他の木と比べると成長は速いです。

幹はほぼ真っすぐですが、そこから上はかなりランダムに枝分かれして個性あるシルエットになります。

そのため葉の部分は広がっているのもあれば狭いものもあります。

日当たりのいい所に多く植えられています。

 

開花時期は6月~8月で、薄い紅色の花が枝先に10数個集まって咲きます。長く伸びた糸状のものは雄しべです。

桃のような甘い香りがします。

 

葉は20cm~30cmとかなり長く、オジギソウの葉によく似ています。

オジギソウは触ると葉を閉じますが、ネムノキは夜になると自ら葉を閉じます。

そこからネムノキと言われています。

花が咲いた後には7cm~12cmぐらいの豆果をつけます。

 

こちらでは観賞用としてよく植えられています。

 

 

 

 

写真は2022年6月14日 13:10頃、うちの近所で撮影しました。

 

 

 

 

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