ウィーンによく見られるこの時期の花 363(セイヨウグリ)

ウィーンは朝がかなり冷え込んできました。

10月17日は今年一番の冷え込みとなり7:30頃の気温は0.8℃でした。

これは冬ですよね。

今日の朝は6:00の時点で8℃です。

来週の日曜日10月31日には冬時間に変わりますが、現在朝7時前でも結構暗いです。

しかし日中は15℃前後で、雲が少しで初めてはいるものの秋の青空が出る日が続いています。

 

さて、今日は日本でもポピュラーな栗をお届けします。

 

ウィーンの街中にはたくさんのマロニエが植えられていて、この時期はもうマロニエの実がたくさん落ちていて、落ち葉も多くなっています。

マロニエの実は一見すると"栗"ですがこちらでは人間が食べることはありません。

でも場所によってはいわゆる一般的な"栗の木"も見ることができます。

 

こちらはドイツ語で

Edelkastanie(エーデルカスターニエ)

Esskastanie (エスカスターニエ)、

学名ではCastanea sativa

日本語でヨーロッパグリとかセイヨウグリと

呼ばれています。

 

ブナ科のクリ属で、落葉性樹木です。

 

古代ギリシャ・ローマ時代から地中海沿岸に植えられていたため、原産地を特定するのが難しいようですが、おそらくアルプスの北側ではないと推定されています。
スペイン~アルプス南側地域~バルカン半島~小アジアの地域に生育していました。

 

ローマ人達はこのセイヨウグリをワイン造りや、他の文化的な花と共にこちらに運んで来ました。

 

高さは30mを超えるものもあり、幹の直径は1~2mぐらいが一般的です。

樹齢も500年~600年ぐらいのもありますが、中央ヨーロッパでは200年を超えるものはほとんど存在しないようです。

実が熟すのは普通は9月以降です。

こちらは観賞用の他に食用として植えられています。

 

 

もう10月も後半、秋のこの時期ですから栗のイガイガも緑ではなく黄色っぽくなっています。

写真のセイヨウグリは家の近所で、数年前に建てられたマンション的集合住宅の一角に植えられているものです。

まだ背丈が低いですよね。

撮影は2021年10月17日15:40頃です。

 

 

 

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