ウィーンによく見られるこの時期の花 344(アカバナサンザシ)

ここ数日は不安定な天気が続いているウィーンです。

今日のウィーンは朝5:30の時点で雨、気温は11℃です。

昨日のLIVE配信ではベルヴェデーレ宮殿をお届けしましたが、始める30分前には雨がかなり強く降りました。

ついに傘を使ってのLIVE配信になるかと思いきや、青空が広がって気持ちいい陽気となりました。

でも天気予報を見ると雨マークが続いていますね。

 

さて、先日はシェーンブルン宮殿のフジのアーチを紹介しましたが、今日はそのシェーンブルン宮殿に毎年咲く印象的な花をお届けします。

 


ドイツ語では、Rotdorn (ロートドルン)、

学名でCrataegus laevigata ‚Paul’s Scarlet‘ + Punicea + Punicea Flore Pleno、

日本語ではセイヨウサンザシとかアカバナサンザシと呼んでいいと思います。

バラ科のサンザシ属です。

 

ヨーロッパから北アフリカにかけての標高1000mぐらいまでの所に見られ、ローム土壌(粘土質の高い土壌)を好みます。

 

セイヨウサンザシはかなり深く根づき、低木もあれば、10mぐらいまでの高い木もあります。

 

開花時期は通常5~6月で、一重咲き、八重咲きで、濃いピンク色ですが、桃色、紅色もあります。

小さいピンク色の花がまとまっていくつも咲いていて、そのかたまりがたくさんあります。

拡大した写真を見るとそのかたまりはアジサイのような雰囲気ですが、アジサイよりも遥かに小さく、それぞれの花が細かいです。

アカバナサンザシの多くはこちらでは観賞用として人気があり、散歩をしていると庭や公園に多く植えられているのがわかります。

 

シェーンブルン宮殿の黄色、空の青、そしてこのアカバナサンザシの濃いピンクのまさに色の3原色はヴェネツィア派の絵画を思わせ、年間を通してこの時期にしか見ることができないものです。

 

写真は2枚共2021年5月11日14:30頃に撮影したものです。


参考までにこちらは白い花のサンザシです。

(去年のですが)

Weißdorn (Crataegus laevigata) 、

ドイツ語でヴァイスドルンです。

 

自然の中ではこの白いサンザシが圧倒的に多く見られます。

 

2020年4月28日16:50頃、マルヒフェルト運河での撮影です。


 

こちらは2枚共うちの庭に咲いているアカバナサンザシです。

うちのアカバナサンザシは年々、花が多くなっていて、背丈もかなり高くなっていて、2階の窓を越えて生育しています。

2021年5月15日14:40頃撮影しました。

 

 

 

 

 

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