週末ののみの市

ウィーンはヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ王朝の居城があり、そのハプスブルグ家の下に歴代神聖ローマ帝国の皇帝や王様の称号が長くあったことから他のヨーロッパの街とは歴史的立場が違っているかつての帝国の都です。

そこでウィーンは様々な人々や色々な物が集まり、ヨーロッパ文化が凝縮したとても奥深い街となったわけです。

 

さて、ウィーンの王宮界隈には多くのアンティークショップがあり、そこには帝国時代を思い起こさせる多くの物が売られています。

ドロテウムは特に有名ですね。

アンティークショップ以外にも、ウィーンの街中の多くの場所で定期的にのみの市が開かれ、賑わっています。

のみの市と言えばナッシュマルクトの延長上にあるFlohmarktを真っ先に思い出します。

観光の皆さんにもここが開かれる土曜日に重なれば頻繁に御案内をしていますが、ここは早朝から賑わっています。

 

こののみの市は地下鉄4号線(U4)のKettenbrückengasseの駅舎のすぐ後ろにあり、毎週土曜日の朝6:30~14:00まで開かれています。

写真は2月27日土曜日の11:20頃で、週末ということもありかなりの賑わいを見せていました。

地元の人、観光客からアンティークのプロまで様々な人が訪れます。

使える、使えないは別にして、あらゆる分野のありとあらゆる物が売られています。

アンティーク商品、絵画、おもちゃ、衣料品、レコード、蓄音機、オーディオ関係、ゲーム、置物、書籍、手紙、看板・・・きりがありません。

 

 

 

ウィーンで一番最初のみの市は1972年Am Hofから始まり、すぐに多くの人が集まりました。

その5年後の1977年にこの場所に移ってきたわけです。

つまりここののみの市はウィーンでもっとも古い歴史を持っているわけですね。

 

ガラクタばかりではなく、それなりにまともな物もあり、その業界の方は朝早くにここに来る・・・というのが定説です。

 

この"のみの市"は、毎週土曜日朝6:30~14:00までで、土曜日が祝日でもオープンしてます。

12月24日と12月31日が土曜日となった場合は6:30~12:00までです。

唯一の例外は、12月25日が土曜日となり、たまたまその時にここでイベントがある場合のみ開かれません。

 


実はこの "のみの市"は誰でも店を開くことができるんです。労働許可証は要りませんし、オーストリアに住んでいなくてもいいので、旅行者でもOKです。

ただし1年に3回までと決められています。

これは年度を跨がずにということですので、今から来年の今までということではありまん。

 

営業場所は大きな場所と小さな場所があり、大きな場所は123個3.2mx2m、小さな場所は246個1.6mx2mで、計369個の営業場所が確保されています。

ウィーン市に払う場所代は、大きい場所が€43,60-,小さい場所が€21,80- です。

 

申し込みはWiener Marktamt für den 4. bis 6. Bezirk (ウィーン4区、6区の市場役所)に遅くても6週間前までに個人的に行い、場所のチケットは支払い後、すぐにもらえます。

場所チケットは自分が店を出す前日の金曜日12時までには取りに行かなければいけません。

 

この場所は地下鉄U4の"のみの市"がある駅Kettenbrückengasseのすぐ前にあります。

 

 

ここの営業時間は以下の通りです。

月 8:00~12:00, 木 8:00~12:00、13:30~17:30、金 8:00~12:00、土 6:00~12:00

 

申し込みに必要なものは写真付きの身分証明書が必要です。

 

 

以下ウィーン市のホームページです。(ドイツ語)

 

http://www.wien.gv.at/amtshelfer/wirtschaft/maerkte/markt/flohmarkt/naschmarkt.html

 

 

 

 

 

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