3度目のロックダウン解除後に美術史博物館へ行ってみた

12月26日より3度目のロックダウンに入り、年が明けて1月6日の Heilige Drei Könige (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)が終わるとクリスマス休暇も終わりという感じで、次の日の1月7日から学校もオンライン授業で始まりましたが、1月17日の11:00に記者会見が行われ、オーストリア政府は3度目のロックダウンを延長することを発表し、25日よりスーパーや公共交通機関では普通のマスクではなく、FFP2マスク着用が義務付けられました。

2月1日に2月8日以降の措置が発表され、2月3日にはさらにオーストリアへの新たな入国規制が発表されました。

2月7日がロックダウン最後の日となりました。

2月8日からは商店や美容室なども営業を開始し、博物館なども徐々にオープンし始めました。

先日、久しく行っていなかった美術史博物館を覗いて来ました。

 

こちらは2月11日、午前10:30頃のマリア・テレジア広場から見た美術史博物館です。

この日は前の日に降った雪がまだ残っていてかなりいい雰囲気です。

美術史美術館はウィーンのリンク道路時代の重要な建築のひとつとして、ゴットフリート・セムパーとカール・フォン・ハーゼンナウワーによって初めから美術館を意図として作られ、1891年一般公開されています。

つまり昔からあった宮殿を使って、何とか美術館にしているわけではありません。

例えばフィレンツェのウフィツ美術館はメディチ家のオフィスがあったので、オフィス・・・ウフィツ美術館といいますがそういう形ではありません。

本来週に何回も行くことがあるこの美術史博物館はプライベートでも、また仕事の合間にでも行ったりして、個人的は結構落ち着く場所です。

 


 

一般の皆さんはコロナ対策のため、外でチケットが販売されていますが、私は国家ガイドとして頻繁に来るので美術館の人とはほとんど顔見知りです。

直接博物館に入りました。

予想通り館内は非常に人が少なく、むしろここで働く知り合いの人の方が多かったくらいです。

久しぶりにこの大階段ホールをゆっくり上りました。

2021年1月24日が千秋楽だったベートーヴェンの特別展示の後片付けがまだ行われていて、イタリア・スペインウィングの多くの空間が閉鎖状態で、本来の絵画が展示されている場所とはかなり異なっていましたが、真っ先にこのベラスケスの空間に行ってみました。

マルガリータ王女の有名な3作がしっかり展示されていました。

 


 

個人的に大好きなヴェネツィア絵画の空間がベートーヴェンの特別展示で利用されたため、かなり移動していました。

スザンナの水浴もフランドル、北方ルネッサンスウィングにありました。

ルーベンスの部屋はあまり変わていなかったですね。

 

ここの有名なカフェレストランです。

現時点ではカフェ、レストランは営業できませんからテーブルや椅子は全て片付けられています。

いつも静かに賑わっているこのカフェレストランがまるで嘘のように静まり返っています。

こんな光景は滅多に見られませんね。

 

館内では数えるぐらいの人しか出会いませんでした。

入口では入場ラインと出口ラインがしっかり別の扉に通じるようになっていて、感染対策をしっかり行っているという印象でした。

もちろん館内ではFFP2マスク常時着用義務となっています。

 

早く普通に戻って欲しいものです。

 

 

 

 

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