秋のヴァッハウ渓谷

ドナウ河の最も美しいヴァッハウ渓谷は個人的にも大好きな所ですが、皆さんに御案内する時はメルク修道院を見学し、昼食を食べてドナウ河クルーズ、そしてデュルンシュタインをちょっと散策というのが一般的です。

家族と個人的に行く時には、ヴァッハウ渓谷のそれぞれの古い街のどれか1ヵ所、ないし2ヵ所ぐらいを訪れます。

ヴァッハウ渓谷には歴史がある古い街がたくさんあります。

先日、秋の黄葉とハイキングを楽しむためにヴァッハウ渓谷に行って来ました。

 

10月26日・・・オーストリア共和国の祝日でしたが、ヴァッハウのどこにしようかと話していて結局うちのお気に入りのハイキングコースのひとつがあるWeißenkirchenになりました。

 


 

この週は天気があまり良くなく雨マークも多かったのですが、10月26日は雲が覆っていても雨もなく、場合によっては少し晴れる可能性があったのでこの日にしました。

青空ではありませんが、秋のこの時期の黄葉は思っていた通り素敵でした。

直接このWeißenkirchenで知り合い家族と待ち合わせをして、歩き始めました。

 


 

Weißenkirchen(ヴァイセンキルヒェン)はヴァッハウ発祥の地と言われ、830年にはWachauの語源である"Wahowa"という名称が確認されています。

ドナウ河の下流に向かって左岸にある街で、メルクから船下りをする場合はここはたいてい通り過ぎるだけで、船から街にあるゴシック様式の印象的な教会をちょっと眺めるだけ・・・というあっけなさがありますが、実際には街を歩くだけでも十分楽しいです。

 


 

最初は街中を通って行きますが、(街中と言ってものんびりしてます)すぐ後ろにはぶどう畑が広がり、ハイキングコースもアスファルト化されたルートから自然の道に入って行き、同時に標高が高くなっていきます。

ヴァッハウ渓谷はワインの名産地で、このWeißenkirchenも周りはぶどう畑です。

本当に長閑で気持ちいいコースです。

雨が多かったこともあり、かなり苔が見られました。

キノコもたんさん生えていましたね。

 

 

ヴァッハウ渓谷界隈だけでも100を超えるハイキングコースがあり、見所も数え切れません。

コースの途中には案内標識が立っていて、ここから車だと数分で行けるデュルンシュタインまでもハイキングコース経由だと5時間15分もかかります。

 

 

ずっと奥に見えている街がデュルンシュタインです。

 

 

Weißenkirchenのこのハイキングコースは"Panoramaweg Achleiten”という名称で、長さ3.64km、標高差は209m~331mで歩くだけなら90分もあれば1周できます。

途中にはカメラを向けたくなるスポットが多くありますから、景色を楽しみながらのんびり歩きたいです。

 

 

 

 

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