ウィーンで信じられないテロ・・・一夜明けて

昨日から再ロックダウンが始まったオーストリア・・・その前日2日の夜に起きた信じられないテロ事件かあら一夜明けた昨日、様々なことが明らかになってきました。

ウィーンの日本大使館からも緊急メールが現時点では6通届いていて、現状が記されているのでここにまとめます。

 


オーストリアにお住まいの皆様及び
たびレジ登録者の皆様へ


1 3日(火)午後、ネーハマー内相は記者会見にて概要以下のとおり述べました。

(1)これまで得られた携帯電話の動画を分析した限りでは、他の実行犯がいないことの信憑性は高い。市民の協力により2万件の動画が提供され、専門家が現在半数以上を分析。これまで分析された動画からは、共犯者がいることを示す情報はなかった。一方で、分析が終了するまでは実行犯の人数について断定はできず、引き続き高い警戒レベルを維持する。

 


(2)今回の攻撃による負傷者は22人となった。これは、事件当初に負傷者が、迅速な受け入れ等の観点から市内各地の病院へと搬送されたことで、集計に時間がかかったものである。犠牲者の遺族に心からお見舞い申し上げる。

 


(3)重症であった警官は治療を受け、今のところ健康状態は安定しているとのことである。

 


(4)オーストリアはテロが我々の社会の連帯を破壊したり分断することはできないということを明らかにした。重症を負った警官を救出したオーストリア国民は移民の背景を持つ。
暴力、テロ、恐怖によって社会を分断しようとする者との闘いでは、我々は連帯し、基本権や自由権が不可侵のものであると示さなければならない。

 


(5)実行犯は警察の特殊部隊によって無力化された。その後、18件の家宅捜索が行われ、14人が一時的に拘束されている。実行犯は20歳のオーストリアと北マケドニアの二重国籍者で、犯行時は自動小銃等で武装していた。なお、実行犯はISに参加するために出国を試みたとして禁固22か月の判決を受けていたが、早期釈放されていた。

 


2 4日(水)の学校休校措置は解除されました。

3 4日の大使館領事窓口業務は、これまでどおり予約制にて再開致します。

 

 


昨日のウィーン旧市街は90%の店舗がクローズしていて、夜にはウィーンのシュテファン大聖堂ではテロで亡くなった犠牲者への追悼ミサが行われました。

 

これを書いている時点での今朝6:00頃のORFニュースによると、負傷者は23人となっていて、射殺された犯人と密なコンタクトがあったと思われる別の容疑者2人(18歳と24歳)がスイスで身柄を拘束されたということです。

オーストリア警察当局によれば、その2人はオーストリア連邦検察庁のテロ管轄では知られているとのことです。

 

 

 

 

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