ウィーンによく見られるこの時期の花 322(イヌサフラン)

夏の終わりから秋の訪れを感じるウィーンです。

朝と日中の気温の差が大きくなっています。

今日の朝6:30の気温は7℃で、今年初めての一桁となりました。

 

今年は8月30日が日曜日なのでその翌週も休暇となり、学校は9月7日から始まっています。

何となく社会が普通に動いているように見えますが、オーストリアでは信号機システムを導入し新型コロナウィルス拡大防止策をしています。

 

さて、今日はこの時期に多く見られる花を話題にしましょう。

 

ピンク色の小さな花がたくさん咲いています。

こちらはドイツ語で

Prächtige Herbstzeitlose

(プレヒティゲ・ヘルプストツァイトローゼ)、

学名でColchicum spesiosum、

日本語ではイヌサフランとか学名の通りコルチカムとも呼ばれています。

 

Herbstはドイツ語では"秋"という意味です。

ユリ科(イヌサフラン科)でイヌサフラン属の多年草です。

 

原産は中央ヨーロッパで、ヨーロッパ中南部や北アフリカにも分布しています。

コルチカムは全部で約60種類ぐらいある球根植物です。

 


 

開花時期は9月~10月で、花の色はピンクが一般的ですが、紫や青紫などもあります。

写真のものは薄い紫ですね。

花の長さは3cm~5cmぐらいで、高さは25cmぐらい、花弁は6枚で、花が咲くころには葉はなくなっています。

遠くから見るとクロッカスのような雰囲気です。

こちらでは湿った草原地帯に多く見ることができます。

 

イヌサフランは猛毒で、食べると呼吸困難となり死に至ることもあります。日本でも2014年、2015年に実際にこれを食べたことで死亡した例があります。

 

こちらでは自然の草原のような緑地帯によく見られ、たいていまとまって咲いています。
2020年9月4日16:40頃、Maurer Waldで撮影しました。   

 

  

 

 

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