新型コロナウィルス関連情報(8月21日現在)ウィーン日本大使館より

8月も後半に入り休暇シーズンも終わりに近づいて来ました。

昨日と今日は30℃を越える真夏日となりますが明日からちょっと気温が下がりそうです。

 

さて、定期的にオーストリアでの新型コロナウィルス関連情報をお伝えしていますが、情報がまた更新されましたので覚え書きも兼ねてここにまとめます。

 


<8月20日発表分>

 

1.

8月19日、オーストリア教育・学術・研究省は新型コロナウイルス対策に係る新学期からの大学運営への指針を公表しました。同省HPに公開された概要については以下のとおりです。
(教育省ホームページ掲載の指針(独語))
https://www.bmbwf.gv.at/dam/jcr:c128a31f-be2c-490b-99d1-a720cf957787/200817_COVID_FINAL.pdf

(1)ファスマン教育相は、秋からの対面講義及び対面試験を含む大学の通常の再開を想定している。感染状況によりコロナ対策措置が執られるとしても、それは各大学所在地により、個別に行われる。春学期と同様の遠隔運営(Distance Betrieb)は例外的に実施される。

(2)ファスマン教育相が各大学代表と共同で策定した指針は、大学運営者への要請及び指針であり、具体的にどのような措置を執るかは各大学運営者が決定する。

(3)当該指針は、保健省が策定し、9月の運用開始を予告している「コロナ信号機制度」を大学分野にて補完するもの(当館注:当該制度の具体的な色分け基準及び各色に応じて地域ごとに執るべき一般的措置の詳細は未発表)。核となるのは、信号の各色に応じた大学運営の4種の様式である。
・「対面運営」(緑信号)は大学での通常運営。ただし、最低距離や衛生措置といった予防措置が適用される。
・「二元的運営」(黄信号)は、原則的に大学での対面形式での運営となるが、リスク・グループや留学生等のためにオンライン形式を可能とする。
・「ハイブリッド運営」(オレンジ信号)では、大学運営の一部を対面形式、一部をオンライン形式で実施する。この運営方式では、オンライン形式が大学運営の重要な要素を形成し、感染予防策が「対面運営」及び「二元的運営」と比べより強化される。
・「遠隔運営」(赤信号)では、大部分がデジタル形式となる。唯一、その停止が高いリスクや大学経営の損害となるような基幹インフラや必要な活動・サービスのみが通常どおり継続される。

 


2.

オーストリア外務省により8月24日に渡航警告が発出されるスペイン・バレアレス諸島からの帰国者を対象とした、無料のPCR検査が実施されています。
対象者は8月14日~8月23日の期間におけるバレアレス諸島からオーストリアへの帰国者で、無症状であっても無料でのPCR検査受検が可能です(無料検査期間は8月28日まで)。
なお、ウィーン市のプラーター公園内スタジアム(Ernst-Happel-Stadion)の検査会場を除き、検査予約には健康ホットラインの1450番への電話が必要となりますので、対象となる場合、詳細についてはホットラインにお問い合わせください。

 

 

 

<8月21日発表分>

 

3.

ウィーン市は、主たる住所がウィーン市内にある住民で、8月14日以降、ハイリスク国以外の特定国(以下参照)から帰国した方や他州に4日以上滞在していた方に対して、プラーター公園内スタジアム(Ernst-Happel-Stadion)の検査会場において無料のPCR検査が受けられるようになった旨を発表しました。
ただし、クロアチアからの帰国者については21日で終了となり、スペイン・バレアレス諸島からの帰国者については28日までとなっています。

(ウィーン市ホームページ)
https://coronavirus.wien.gv.at/site/kostenlose-covid-19-tests-fuer-wiener-reiserueckkehrende/

(特定国29か国)
アイスランド、アイルランド、アンドラ、イタリア、英国、エストニア、オランダ、キプロス、ギリシャ、サンマリノ、スイス、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、マルタ、モナコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク



【参考】
■ オーストリア保健省
〇新型コロナウイルス情報(独語)
https://www.sozialministerium.at/Services/News-und-Events/Neuartiges-Coronavirus-(2019-nCov).html
〇新型コロナウイルス・ホットライン(独語・英語)
Infoline Coronavirus: 0800 555 621 (月-金,9:00-17:00)
ウェブサイト:https://www.ages.at/themen/krankheitserreger/coronavirus/
■ 日本厚生労働省
〇新型コロナウイルス関連情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
■ 世界保健機関(WHO)
○ウェブサイト:https://www.who.int/health-topics/coronavirus



(問い合わせ先)
○在オーストリア日本国大使館
住所:Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria
電話: (市外局番01)531920
Fax: (市外局番01)5320590
ホームページ:https://www.at.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 

 

 

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