ウィーンによく見られるこの時期の花 297(シェーンブルン宮殿のフジ 2020年)

新型ウィルス拡大防止対策が徐々に緩和されていく傾向にあると同時に、春の日差しを満喫できるいい天気が続いています。

しかし雨が少ないため、空気がこの時期にして例年よりもかなり乾燥していると思います。

さて、先週の木曜日にシェーンブルン宮殿に散歩に行きましたが、期待通りの花が咲いていました。

 

こちらはシェーンブルン宮殿のフジのアーチで、宮殿を正面に見て、右側から回り込んで奥の庭園に行く時に見られます。

 

フジはドイツ語でBlauregen (ブラウレーゲン)とか、Glyzinie(グリツィーニエ)、

 

学名ではWisteria sinensisもしくは

Wisteria floribundaで、マメ科のフジ属、つる性の落葉樹です。

原産は東アジア(中国)ですが、 Wisteria floribundaは日本固有のものだそうです。

毎年ここは多くの人が立ち止まって写真を撮っています。

 

 

開花時期は4月終わり~5月で、ぶどうのようにぶら下がっていて、紫や明るい紫、ちょっと青っぽい紫色です。

長さは20cm~80cmぐらいで、高さは10mを超えるものもあります。

 

フジ属はとても強く、木のようになっていき、例えばフジ棚に大変強く絡みつきます。

また1年に2回咲き、最初はこの時期、2回目は7~8月です。

 

観賞用としてこちらではとても人気があり、垣根や壁、このシェーンブルン宮殿のようにアーチ状などにしているのをよく見かけます。

 

おもしろいことに右巻きで伸びるものと左巻きで伸びるものとがあります。

Wisteria sinensisは左巻き、Wisteria floribundaは右巻きです。

右巻きのWisteris floribunda は Japanische Blauregenと呼ばれています。

 

 

 

 

写真は2020年4月23日 14:30頃に撮影したものです。

 

 

 

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