4月14日から店舗再開となるか

オーストリアではここ数日1日の感染者数が減少傾向です。

これはオーストリア政府のウィルス拡大防止対策の効果が表れていることを示しています。

3月16日から,生活必需品店等の例外を除き,店舗は閉店を余儀なくされています。
例外となるのは,食料品店,薬局,ドラッグストア,郵便局,銀行の他,タバコスタンド,ガソリンスタンドや動物飼料店等。また,医療製品・医薬品や,保安・緊急時用品,整備機材を扱う業者も対象外となる。公共交通機関は従来通り運行、昨日4月6日(月)から,食料品店入店時に鼻と口を覆うマスク着用を義務づけられています。

 

状況が好転しつつあることを受け,今後も状況を注視して対応を検討するとしつつ,段階的規制緩和を含む現時点での今後の方針が4月6日に発表されています。
その中でイースター休暇が終わった4月
14日から400平米までの小規模店舗,ホームセンター及び園芸用品店の営業を許可。5月1日からは全ての店舗,ショッピングセンター,理髪店の営業を許可。ただし,再開した店舗においてはマスク着用義務及び顧客数の制限に係る規制を課す。ホテルやレストラン等のその他の業種については5月中旬から再開を許可。すべての催しは6月末まで禁止する。夏の間の規制措置については4月末の段階で決定するということです。

 

個人的に4月14日から店舗再開はちょっと早いのではないかと思います。

フランスでは感染者がまた増加傾向になったことからジョギングも禁止されました。

それまでやって来たことが無駄になってしまうからです。

オーストリアでもその可能性は無きにしも非ずです。

現在は公共の場所への立ち入りは原則禁止されており,例外として,スーパーに行く,一人または同居人と共に外出するなど,5つの例外が規定されているわけですが、ほとんどの人がこのルールを守っているようです。

それにもかかわらず,警察の介入が再三みられる理由は,大抵の場合,他人との距離を1メートル保つという規定が守られていないということです。
新型コロナウイルス対策法に基づく反則事案のほとんどはウィーンで発生しており,3日までに,5.000件に上っています。

2位のオーバーエーステライヒ州と3位のチロル州は,それぞれ約2.000件ということです。ピュルストル(Puerstl)ウィーン警察総監は,市役所に「厳しい」罰則を課すよう勧告しています。実際には,規制に違反した場合,就業者は500ユーロ,若者や見習いは250ユーロを支払わなければならない。

罰金の最高額は3.600ユーロです。
今後,警察は政令により反則金命令を自ら出すことができるようになる。規則に違反し,感染の危険性を高めた者は即時に反則金を要求されることがありうる。この場合の反則金は最高90ユーロとなっています。

そういう意味で国民全てが協力して守らないと、今までの取り組みが水の泡になる可能性があるからです。

 

その辺のことを考えるとイースター休暇明けから条件付きでも店舗を開けるのは早いという地元の声も多いです。

うちの前に住んでいる家族は共働きで、だんなも奥さんも14日から仕事に行くことになっていると昨日話していました。

小学生の子供が2人いて、学校はクローズしていますが、家庭の事情により止む得ない場合は学童的に子供を預けられるようになっているので預けることになるだろうと言ってました。

でもまだ早いのではないか・・・という心配の声が聞かれました。オーストリア政府は状況を見極めながら対応するとは思いますが。

店舗再開とは違いますが、4月8日にはいわゆるオレオレ詐欺(Neffentrick)と呼ばれるずうずうしい詐欺手口が行われていることも指摘されています。

犯罪者は高齢者に電話をかけ,(消息不明と思われていた)家族のふりをして,新型コロナウイルスの緊急の治療のために必要だとしてお金を要求してくる。

また「偽警察官」による自宅訪問も訴えが増加している。犯人は,高齢者を強盗が迫っているなど危険な状況であると信じさせ,貴重品を引き渡すように説得しようとする。

インターネット詐欺も増えています。

見せかけのウェブショップで,消毒剤,保護マスク,薬などが提供されているが,注文してお金を払ってもお金を失うだけで結局何も届くことはない。この状況を利用した人間のくずがどの世界にもいるんですよね。

 

オーストリアの状況が好転していることはいいことですが、世界レベルで一人一人が気をつけて全人類で協力をすればより速い収束につながるでしょう。

ウイルスをばらまくのは人間です。

 

日本はアメリカと同じような感染者の急増が見られます。

皆さんも御自愛下さい。また近いうちに状況をお届けします。

 

 

 

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