ウィーンによく見られるこの時期の花 262(ヤブウツギ)

もう何回も書いていますが、今年の5月は本当に天気が不安定です。

雨が降る日が多く、午前中青空が広がる日でも、昼ぐらいから雲が多くなり、局地的な雨が降ります。

4月頃までは雨も非常に少なくて、大地もかなり乾いていたので、それを修正するかのような雨の多さです。

そのような自然状況でも植物は例年通り綺麗な花を咲かせてくれます。

昨日はオオベニウツギを紹介しましたが、今日はそれに似ているヤブウツギです。

 

こちらはドイツ語でおそらく

Reichblütige Weigelie

(ライヒブリューティゲ ヴァイゲリエ)、

学名ではWeigela floribunda、

日本語ではヤブウツギと呼ばれています。

スイカズラ科のタニウツギ属、落葉小高木です。

ただ、実際ここにはWeigela sp.と記されていました。

"sp."は種小名は不明ということですね。

Weigeliaという名はドイツ=スゥエーデンの植物学者であり医者でもあり、科学者でもあるChristian Ehrenfried Weigelに因んでいます。

原産は東アジアで12種類程あり、日本にも固有種があります。

日本では太平洋側と四国に分布しているようです。

たいていこの写真で見られるようにそれぞれの枝が真っすぐ上に伸びる形で咲いています。

 


 

開花時期は5月~6月で、5枚の花弁を持ち、花の長さは5cm弱ぐらいで赤に近い濃いピンク色をしています。場合によってはもっと赤っぽく見えるものもあります。

上の2枚の写真は同じものなのですが、太陽の加減によって全く色が違って見えます。

高さは1m~2mぐらいですがもっと高くなることもあります。

葉は長めで9cmぐらいでしょうか。

葉の先端は急に細長くなっていて、ふちには細かいギザギザが見られます。

 

こちらでは公園、住宅地の中庭や民家の庭などに多く見られ、純粋なWeigelienではなく、観賞用にアレンジされたWeigelienが多く普及しています。

 

写真は2019年5月26日11:10頃 Botanischer Gartenで撮影しました。

 

 

 

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