ウィーンによく見られるこの時期の花 252(エゾノウワミズザクラ)

復活祭が終わって春の訪れを実感しますが、日中の気温が25℃を超える日が多くなり、太陽の下にいると夏を感じます。

こちらは春と夏の間が中途半端であることが多く、夏のような陽気になることもあれば、10℃近くまで下がることもあります。

今年も乾燥していて、現時点では雨が非常に少ないです。

毎年の暖冬も影響し、木々などが傷んで切り倒される状況が多く見られます。

4月23日にちょっと気温が下がり、久しぶりに雨が降りましたが、少ない雨量でしたね。

 

さて、いわゆるサクラはもう咲き終わっていますが、今日はこちらでよく見られるサクラ系の花をお届けします。

 

 

こちらはドイツ語で

Gewöhnliche Traubenkirsche

(ゲヴェーンリヒェ  トラウベンキルシェ)、

学名ではPrunus padus L.,

日本語ではエゾノウワミズザクラです。

漢字で書くと"蝦夷の上溝桜" です。

 

落葉性の低木でバラ科のサクラ属で、ヨーロッパ北部やアジア北部に自生するサクラの一種です。

日本では北海道や青森県に見られるようですが、青森県で見つかったのは最近だそうです。

 

この写真だと日差しが強いこともあって、ちょっと分かりにくいと思いますが、全体的に細長く白い花がたくさん咲いています。

 

サクラ属は必ず"Prunus"です。

遠くから見るとサクラのように見えるベニバスモモPrunus cerasiferaですね。

 

 

 

開花時期は4月~5月で、枝先にブラシのように20~40のたくさんの白い花をつけます。

花弁は5枚で、2cmぐらいの大きさでしょうか。

花の真ん中は緑色をしています。

高さは10m~15mぐらいです。

葉は卵のような形をしていて、互い違いに生えます。長さは5cm~9cmぐらいで、幅は3cm~7cmぐらいでしょうか。エゾノウワミズザクラは平地や山地に見られますが、こちらでは公園や街路樹などにも多く植えられていて、うちのすぐ目の前の通りにも数本植えられています。

 

 

 

 

写真は全て2019年4月20日10:00頃 Botanischer Gartenで撮影しました。

 

 

 

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