ウィーンによく見られるこの時期の花 251 (セイヨウハナズオウ)

今年の春になるちょっと前は例年よりも10日~2週間ぐらい花の咲き始めが早かった印象です。

冬も寒くなく、雨が非常に少ないので、街路樹などにかなり被害が出ているようで、切られてしまった街路樹がよく見られます。

非常に残念なのは市立公園にある岐阜の桜が切られてしまいました。

理由は確認していませんが、とても残念なことです・・・。

前回はヤブイチゲの白い花を紹介しましたが、今日はピンクです。

 

 

こちらはドイツ語で

Gewöhnlicher Judasbaum、

学名でCercis siliquastrum,

日本語ではセイヨウハナズオウです。

マメ科、ハナズオウ属、多年草で、4~8mぐらいの低木もあれば、10mを超える高木まであり、幅も10mぐらいになるものもあります。

 

濃いピンク色の花がたくさん見られます。

遠くから見るとモモとか園芸品種のリンゴの花の色によく似ていますが、近くで見ると花の形が全く違います。

 

 

 

 

 

アドリア海より東側の地中海から西アジアに分布し、開花時期は3~4月です。

花は一箇所から3~8個に広がって咲き、濃いピンクで、太い幹や枝からそのまま咲きます。

花の後に5~9cmぐらいの細いさやに入った豆がたくさんぶら下がります。

 

ある程度乾いた石灰成分が含まれた標高400m以下の土壌が好まれます。

観賞用としてこちらでは公園、ブドウ畑、一般の庭などに多く植えられています。

 

2019年4月20日10:00頃 Botanischer Gartenで撮影しました。

 

 

 

 

 

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