ウィーンのカールス教会はヨーロッパで重要なバロック建築であり、国立オペラ座に近いにもかかわらず、団体ツアーなどではなぜかほとんど訪れることがありません。
ここは修復に利用されたエレベーターが現在では観光用として人気を呼んでいます。
このエレベーターに乗ると、円蓋天井のフレスコ画を目の前で見ることができ、さらにそこから階段で一番上まで上ることができます。
これはお勧めです。
さて、このカールス教会には去年の11月から巨大な球体が登場しています。
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カールス教会に入ると、大楕円形を基本としたバロックの宇宙的空間が印象的ですが、その空間を塞いでしまうかのような巨大な球体が2つぶら下がっています。
これは去年の11月中旬頃からここに見られ、アルゼンチン出身のパフォーマンス/インスタレーションの芸術家 Tomás Saraceno(1973年生まれ)によるもので„Aerocene“というタイトルです。
2つの巨大な球体が天から降ってくるような演出で、下には直径10mを超える大きな球体、その上には直径7mのちょっと小さめの球体がそれぞれ間隔を空けて空中に浮いているようです。
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それぞれの球体は半分が鏡のように反射するようになっていて、この教会を様々な角度から映しています。
ここに初めて入った時には驚きましたね~。しばらく唖然としてしまいました。
左上の写真は主祭壇を眺めていますが、下の大きな球体にはこちら側が映っています。
右上の写真は別の角度から上を見上げています。
何年も前にここで紹介したイエズス会教会の巨大な岩を思い出しました。
興味ある方は是非カールス教会を訪れて見て下さい。