railjet(レールジェット)は快適

オーストリアで国家公認ガイドとして仕事をしているとウィーンだけではなく色々な所に行きます。

ドナウ河の最も美しいヴァッハウ渓谷ザルツブルクなどは年間を通してよく行きます。

ウィーンからヴァッハウ渓谷に行く場合はウィーンからの日帰り観光が多いですが、私がメルクでお迎えしてそこから観光が始まる場合や、逆にメルクでお別れすることもあります。

ザルツブルクの場合もウィーンからの日帰り観光、宿泊を伴って私がザルツブルクで終わったり、逆にザルツブルクから始まることもあります。

ウィーン~ザルツブルクの日帰り観光はきついですね。

可能ですがお勧めしません。

片道300kmはありますから、観光バスだと休憩を含めて片道4時間はかかります。

つまりウィーン~ザルツブルク~ウィーン移動距離600kmで8時間もかかるわけですから、実際にザルツブルクでの観光時間は限られてきますね。

鉄道で移動できればかなりの時間を節約することができます。

ÖBBかwestbahnを使うことになります。

westbahnは値段が安く、2時間32分でウィーン中央駅~ザルツブルクを結んでいます。

ÖBBの場合はrailjetですね。

 

railjet(レールジェット)はオーストリアの高速国際特急列車で、2008年からオーストリア国内を始め,ヨーロッパのオーストリア周辺都市を結んでいます。

 

最高速度230km/hで走りますが、試験走行では275km/hを記録しています。

 

客車と機関車が同じデザインで車両全体の統一感があり、前後で同じようなデザインに見えます。

右の写真はウィーンの中央駅で停車中のrailjetです。

 

2012年12月9日にこの中央駅が部分的にオープンし、最終的に2014年10月10日に中央駅とその中にある様々なショップがあるBahhofCityがオープンしました。

2014年14日からは南、北、東方面の全ての電車がここから発着しています。

中心のKarlsplatzからU1で2つ目ですからとても便利です。

 

この日はザルツブルクの空港へ10:00までに到着しなければいけなかったので、かなり朝早く起きて6:30発のミュンヘン行のrailjetに乗りました。

 


 

車内はグレーをベースにしたモダンなイメージで、明るい内装です。

 

クラスはオープンサロンとドアのないコンパートメントを組み合わせたセミコンパートメントのbusiness,オープンサロンの1等座席のfirst,オープンサロンの2等座席のeconomyの3クラスがあります。

走行中も静かで乗り心地もよく、車内はWiFiも完備されていて、定期的に車内販売も回って来ます。

日本の新幹線と違い専用の線路を走るわけではありませんが、200km/h以上で走ることも多く、ザルツブルクまでは2時間22分です。

こちらは鉄道が発達していますので、移動時間が6時間ぐらいまでであれば飛行機よりも鉄道が好まれているように思えます。

 

今回のようにザルツブルク空港でお客様を迎える場合は、飛行機の方が便利だったかもしれませんが、以前ザルツブルク音楽祭の仕事でウィーンから飛行機でザルツブルクに行った時には、家から出て、ザルツブルクの中心まで5時間もかかりました。

飛行時間はたった30分です。(笑)

 

 

 

 

 

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