凍っている泉水盤

数日前から日中10℃を超える陽気になり、春が近づいています。

今年の冬で最も寒くなった2月25日からの6日間でしたが、その時の午前中ウィーンの森に行きました。

先日雪化粧のハイリゲンクロイツ修道院を話題にしましたが、このハイリゲンクロイツ修道院を見学した時に、寒さを感じさせる芸術的な泉水盤が見られました。

 

ハイリゲンクロイツ修道院の見学は残念ながら個人ではできないので、ここのガイドツアーに参加するか、オーストリア公認ガイドと見学することになります。

私が皆様を御案内する時には、Kreuzgang(回廊)から始めて、その後に教会に入ります。

ここの教会はロマネスク様式とゴシック様式もコントラストがとても素敵で、ステンドグラスも美しいため、後に見た方が印象が強いんですね。

回廊には見所が多くありますが、その一角にBrunnenhaus(泉水堂)があります。

ここの泉水堂は13世紀の終わりで、回廊よりも後に作られました。

しっかりしたゴシック様式が特徴で美しいステンドグラスが見られます。

 

こちらがハイリゲンクロイツ修道院の回廊に見られる泉水堂で、空間の中央には泉水盤が置かれています。

子の泉水盤はルネッサンス様式で、後になってから作られました。

イタリアのローマを思い起させるようなスタイルです。

ここからは途切れることなく自然の水が流れているのですが、日中マイナスの寒い日が続いたので、予想はしていましたが、凍り付いている部分が多く見られます。

全て凍っているわけではないので、多くの水が流れているので、心地よい音が泉水堂に響いています。

 

 


 

上の2枚の写真は凍り付いている部分2ヵ所です。

泉水盤自体も凍り付いていることが見られ、また水が本来流れている部分もまるで鍾乳石のように凍り付いているのがわかります。

回廊と言っても、窓がはめ込まれていない部分も多くあるため、外の気温とあまり変わらないので、このぐらいマイナスが続くとここの水は凍り付きます。

情緒があってとても素敵でした。

修道院のショップの方の話によると、数日間この地域の夜はとても寒かったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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