ウィーンによく見られるこの時期の花 202 (クロッカス・トムマシニアヌス)

今年の冬は去年と比べると暖かく、朝方はマイナスである日は何日かありましたが、日中は一度もマイナスになっていません。

自然を見れば花の咲き始めが早い気がします。

このまま春がやって来るのでしょうか?

 

さて、今年はキバナセツブンソウマチユキソウと春先の花を話題にしましたが、今日の花もこの時期です。

 

 

こちらはドイツ語ではKrokus、

学名ではCrocus、

日本語ではクロッカスです。

 

クロッカスは秋咲きと春咲きがあり、秋に咲くクロッカス・スぺキオススを話題にしたことがありましたが、こちらは春咲きですが、実際は2月初めに咲いているので、こちらではまだ冬です。

厳密には春になる前ですから、ドイツ語ではVorfrühlingです。アヤメ科のクロッカス属で、多年草です。

 

 

こちらはおそらくドイツ語でElfen-Krokus、学名ではCrocus tommasinianusだと思います。

(自信はありませんが・・・)

 

開花時期は2月~3月で、高さは7cm~17cm、花の色は薄紫で、花弁の外側はもっと色が薄く、線が入っていません。

 

原産は南ハンガリー、クロアチア、ボスニア、セルビア、ブルガリア界隈で、標高1.500mぐらいまでの夏は緑になり、日陰が多い落葉樹林地帯に多く見られます。

 

クロッカスと言えば球根を思い浮かべますが、これは野生で生育していて、年々増えているような気がします。

もっとも最初は人為的に球根が植えられたかもしれませんが、土や環境が適しているとどんどん増えていきます。

これから咲こうとしているクロッカスがたくさんあります。

 

 

写真は2枚共2018年2月4日13:00頃、ベルヴェデーレ宮殿横にある植物庭園で撮影しました。

 

 

 

 

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