ウィーンの街中にはクリスマスツリーを売る業者が先週から出始め、まもなくクリスマスがやって来るんだなぁ~と実感します。
クリスマス市もあと2週間足らずとなり、屋台で働く皆さんはもうひと踏ん張りといったところでしょうか。
今年はSchloss Hofのクリスマス市から始まって、市庁舎のクリスマス市、シェーンブルン宮殿のクリスマス市、ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市、シュテファン大聖堂のクリスマス市と話題にしてきましたが、次に登場するのはやっぱりカールス教会のクリスマス市でしょうか。


カールス教会はヨーロッパでも重要なバロック建築で、ウィーンの街の風景にもよく登場します。
ここのクリスマス市は"Art Advent"と呼ばれ、今年は11月17日が初日でした。
ライトアップされた美しいカールス教会を背景に80軒ぐらいの屋台が並んでいます。
右上の写真はプンシュスタンドのひとつですが、やっぱり多くの人で賑わっています。


"Art Advent"と呼ばれる通り、屋台には他のクリスマス市とは違い、オリジナリティーがあってセンスのいい物が多く並んでいます。
なおかつフード系は"Bio"をテーマにしています。
左上の写真は毎年混み合う有名な屋台ですが、ここには"FEUERZANGEN BOWLE"というちょっとおもしろいプンシュが売られています。
右上の写真はこのクリスマス市から見られるライトアップされた楽友協会ホールです。
この界隈にも重要な建造物が多くあります。


カールス教会前の池の部分には藁が敷かれていて、多くの子供達がはしゃいでいます。
ここだけではなく、子供達が喜びそうな乗り物も提供されています。
この場所は国立オペラ座からすぐ近くにあるにもかかわらず観光客が少なく、地元の人が多く集まるクリスマス市です。
ここは12月23日までの毎日12:00~20:00までのオープンです。