物価の上昇率(2017年9月)

昨日はアドヴェントの第2日曜日でした。

うちもアドヴェントクランツに2本目のロウソクを灯しました。

 

さて、今年の3月にオーストリアは世界で10番目に裕福な国ということについて触れました。

この統計にはGDP(国内総生産)、教育、仕事、健康、所得、公債などが考慮されているわけですが、税金や社会保険は高いけど住みやすい国だな・・・というのは実感できます。

でも物価的には決して安くはないと思います。

その時は意識しなくても、これってこんなに高かったっけ~・・・ということがよくあり、実際に過去と比較して見るとかなりの差があることに気付きます。

去年の今頃に物価が高くなっていく傾向について書きましたが、1年たった2017年度はどうでしょう?

 

      高くなったもの  
1.    バター +44.6%
2.    デジカメ +31.4%
3.    都市間の航空料金 +29.9%
4.    国内の郵便料金 +25.0%
5.    鉄道 +20.6%
6.    子供用Tシャツ +20.2%
7.    教習所 +18.6%
8.    メモリーカードなど記憶媒体 +17.5%
9.    サワークリーム +17.2%
10.  国際線の航空料金 +16.9%
      安くなったもの  
1.    CD-ROM
-27.6%
2.    桃 / ネクタリン
-8.4%

3.    スクラッチくじ

-7.8%
4.    にんじん
-7.8%
5.    電気代
-7.4%
6.    DVD映画
-6.9%
7.    一眼レフカメラ
-6.8%
8.    シャンデリア
-6.7%
9.    DVDプレイヤー
-6.4%
10.  髭剃り機器
-6.1%

 

これは2017年10月18日の新聞に掲載されていたStatistik Austriaからデータで、2016年9月と比べると何がどのくらい高くなっていて、逆に何がどのくらい安くなっているかを示しています。

Statistik Austriaによれば2013年2月以降からでは最も上昇率が高くなっているということです。

特にバターが約45%の上昇です。

バターを始め、チーズ、ヨーグルトといった乳製品が高くなっています。

日常生活で摂取するものなのでこれは痛いです。

ここには載っていませんが、ディーゼルやガソリンも高くなり始めましたので、飛行機も高くなっているというわけです。

逆にCD-ROMのように生きていく上では直接関係ない物が安くなっています。

にんじんや電気代が少しは安くなっているといことは不幸中の幸いでしょうか。

 

ウィーンで生活をしていて、毎回買い物に行ってもあまり意識はいないのですが、改めて振り返ってみるとこれがこんなに高くなっているんだ・・・ということがよくあります。

この上昇率に伴って、給料がその分高くなればいいのでしょうが、たいていの企業ではそうではないようです。

 

オーストリアは特に食料品人件費が高い国であるということもここに強調しておきたいと思います。

物価上昇の傾向はこれからも続くようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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