"アメジストの世界" はおもしろい(Amethyst Welt MAISSAU)2

昨日はこのAmethyst Welt Maissauには世界最大のアメジストが埋まった岩の壁が見られことについて書きました。それが見られるAmethyst-Schaustollenを出て来ると前方には"Edelsteinhaus"が立っています。

"Edelstein"(エーデルシュタイン)は宝石という意味ですから宝石の家というような意味になります。

 

 

このEdelsteinhausもガイドツアーのみで見学することができます。

つまりここには2つの大きなガイドツアーがあるわけです。

このどちらかのツアーに参加するこのAmethyst Welt Maissauの料金は一般の大人11ユーロ、両方見られるコンビチケットだと18ユーロとなっています。

どちらのチケットでも施設内は歩き回ることができます。

 


 

このEdelsteinhausには様々な宝石や鉱物が展示されています。

世界の色々な地域からのアメジストやオーストリアで採掘されたものなど分けて展示されています。

隕石までも展示されていてそこには手が入れられるようになっていて触ることができます。隕石の展示と言うとウィーンにある自然史博物館を思い出しますが、このAmethyst Weltはその自然史博物館とも提携しています。

今年のここの特別展示はダイヤモンドがテーマなっていました。

特別展示コーナーは撮影が禁止だったのでここに掲載できませんが、ダイヤモンドについて色々知ることができます。

 


Edelsein(宝石)は希少性が高くて外観が美しい固形で一般的にアクセサリーなどに多く利用されている鉱物のことを指します。鉱物とはドイツ語では"Mineral"と呼ばれます。

宝石は天然鉱物として無機物結晶で、外観が美しいこと、希少価値があること、硬度が高いことが条件となり、よく知られているのは20種類程度ぐらいしかありません。


Amethyst-SchaustollenとEdelhausではガイドツアーが毎時行われています。

この2つを楽しんだ後、うちが必ず行くのが"Schatzgräberfeld" (シャッツグレーバーフェルト)です。Schatzは埋もれている宝や財宝という意味がありますので、宝を発掘する野原みたいな意味があります。

ここでは決められた敷地の中で地中に眠っているアメジストを掘り出すことができるようになっています。

ドイツ語ではschürfen (シュルフェン)という言葉がよく使われていて、試掘するとか探鉱するという意味です。

schürfen (シュルフェン)は全く別料金でその場で支払います。

1時間という時間内であればルールを守って敷地内のどこを掘ってもよく、掘り出したアメジストは片手に収まる大きさであれば(いくつでも)持ち帰ることができます。

 


 

上の2枚の写真はSchatzgräberfeldと呼ばれている領域で、掘り出す時のシャベルやバケツを貸してくれます。

私も子供と1時間とにかく掘りまくりました。

経験上かなり深く掘らなければある程度の大きさのアメジストは見つけられません。

アメジストが入った小さな岩の破片のようなものは1時間でも真剣に掘れば多く見つけられます。

1時間真剣に掘るとかなりフラフラになります。

腰は痛くなって、手に力が入らなくなります(笑)

かなりの運動です。

この場所は地元の子供達にもとても人気がありますが、大人も結構楽しめます。

ここには掲載しませんがこの日はそれなりに大きなアメジストを見つけることができました。

 

ここでは掘り出したアメジストを磨いたり、ペンダントにすることもできます。

 


このAmethyst Welt MAISSAUがオープンしたのは2005年の2月です。

でもここは1845年に当時石の採掘作業をしている時に偶然にも大きなアメジストのライン(Amethyst-Ader)が発見されました。しかしすぐには何も行われませんでした。

100年以上経過した1986年~1994年の本格的に調査や発掘が行われ、たくさんのアメジストが見つかりました。

1999年には"Maissauer Amethyst GmbH"という街と提携した会社組織になり、それからというものは断続的に調査が行われています。

 

オーストリアには観光ガイドブックなどでは紹介されいないこのようなおもしろい所がたくさんあります。

 

 

 

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