Blockheide(ブロックハイデ)に行って来た

オーストリアはアルプス山脈を大きく持っている国で、郊外には美しい自然が広がっています。

ガイドブックには載っていない、でも地元でよく知られた所がたくさんあります。

例えばNaturpark(自然公園)などもその中に入ります。

 

オーストリアには自然が形成した歴史ある場所が"Naturpark" (自然公園)として管理されていて、国内に48箇所のNaturparkがあり、VNÖ (Verband der Naturparke Österreichs) ---オーストリア自然公園連盟が中心になって管理しています。

うちも時間があればしょっちゅう郊外に出かけていますが、今年4月のイースター休暇の時や今月7月もにうちのお気に入りのスポットのBlockheide(ブロックハイデ)におにぎりを持って行って来ました。

Blockheideも自然公園のひとつです。

 

 

BlockheideはNiederösterreichのWaldviertel(ヴァルトフィアテル)の一角で、チェコとの国境に隣接するオーストリアのGmünd(グミュント)の目と鼻の先にあります。

ウィーンからは車で約140kmと決して近くはありませんが、訪れる価値は大です。

 

 

ここは自然公園ですから、ハイキング感覚で気軽に楽しめ、以下の4つのテーマに分かれた散策コースがあり、草原地帯、池、森、そしてここが一番重要なのは自然から形成された巨大な石の塊をいくつも見ることができます。

 

GRANIT-TOUR (2,9 km)

MYTHOlogieTOUR (3,5 km)

LANDSCHAFTSkulTOUR (2,8 km)
MARIENKÄFERWEG (5,6 km)

 

 


 

今回は4月に来た時の様子で、この日は子供同士が親しくしている知り合いの家族といっしょにここに来ました。

巨大な石の大きさをわかってもらうために、彼にちょっと写真に入ってもらいました。

右上の写真の石はTeifelsbettと呼ばれています。悪魔のベット!?ですね。

 


 

左上はChristophorussteinで、ここでは最も有名な場所のひとつです。右上はPilzsteinで、名前の通りキノコの石ですね。印象的な形です。

 

このような巨大な石がまるで意図的に重ねたかのように残されています。花崗岩が主流です。

 


この辺りは"Bömische Masse"(ベーミッシェ・マッセ)と呼ばれ、現在ではオーストリアの国境界隈からチェコを含む地域です。

古生代(約5億4200万 - 約2億5100万年)に形成された山脈の残りとなっています。

つまり、この巨大な石はそれだけの年月が経っているということになります。



 

御覧のようにルートを示すプレートが立っています。

一番短いルートでも3km弱ありますから1日余裕で過ごすことができます。

池もあって、魚も泳いでいます。

 


 

このような平原地帯にも出会えます。

4月の中旬の行きましたが、かなりの苔がありました。

 

ここはハイキング気分も十分味わえ、他では見ることができない自然から形成された巨大な石がそこらじゅうに見られるおもしろさがあります。

 

自然公園の中には売店も兼ねたインフォセンターがあり、そこには2003年に作られた展望台があり、

有料ですが上からの眺めがまた印象的です。

この展望台はトウヒとカラマツの木で作られ、高さ25.8m,140の階段があります。

 

インフォセンターではちょっとしたお土産や飲み物などを買うことができますが、しっかり食べられる物は売っていないのでお弁当を持って行くことをお勧めします。

 

ここは自然と歴史、特に地質学的にも非常に面白い所です。

 

 

 

 

 

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